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中居正広ファンの洗脳が解けない!? 性暴力認定後も「 #中居くんを守りたい 」連呼、カルト信者と共通点も「私は騙された」自覚なく…

フジ第三者委が「性暴力」を認定した元SMAPの中居正広氏。女性の手配や“後始末”をフジ幹部に依頼する際の生々しいやりとりも暴露され、世間からの信頼は地に落ちた。そんな中、狂信的な中居ファンたちだけが「 #中居くんを守りたい 」といまだに連呼している。

「 #中居くんを守りたい 」中居ファンたちの悲痛な叫び

「週刊文春」などが報じた女性スキャンダルにより、芸能界を引退した元SMAPの中居正広氏(52)。フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設けた第三者委員会が先月31日、「業務の延長線上における性暴力」を正式に認定したのは周知のとおり。

第三者委の調査報告書では、中居氏が「アナ誰か来れるかなぁ」と女性の手配をフジ幹部に依頼したり、被害者の女性アナウンサーがフジテレビを退職した後には、同幹部に「了解、ありかとう一段落ついた助かった」というメッセージを送信していたことも判明。中居氏の“想像以上にゲスい本性”に衝撃が広がっている。

だがそれでも、“中居ヅラ(=中居正広氏ファン)”たちの“洗脳”はほとんど解けていない。SNS上では、中居氏を第三者委やマスコミ報道の“攻撃”から守ろうという、一般には理解しがたいムーブメントが巻き起こっているのだ。

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ネットメディア編集デスクが説明する。

#中居くんを守りたい #中居くんを救いたい #中居くんの名誉を回復したい ――といったハッシュタグとともに、いまだに“中居冤罪”を訴えるファンがXには多数います。もちろん、フジ第三者委が発表した調査報告書によって目が覚めた、というファンの方もいるにはいるのですが、それは少数派。はたから見ると“中居ヅラ”たちの信仰心は怖くなるほどで、あたかもカルト宗教問題のような様相を呈しています」(ネットメディア編集デスク)

彼らは具体的にどんな主張を展開しているのか?その典型例をSNSからいくつか拾うと――

≪中居くんに対する私の信頼は、これからも少しも変わりません≫

≪(中居氏の写真とともに)性暴力が本当なら、ここまでまっすぐ青空に手をかざせるはずがない!こんなに綺麗な手をした人が、誰かを傷つけるはずがない!≫

≪中居くんが日本にどれだけ貢献してきたか…私は彼より立派な人間を知らない≫

≪「世界に一つだけの花」でみんなに生きる希望を与えた中居くんが人を傷つけるわけがない≫

≪中居くんを攻撃するTVのニュースなんて信じないで!≫

≪文春砲は完全なデマ、つまりそれを元にしただけの報告書もウソ八百ということ。私は最初から報道を信じていない≫

≪中居くんは渡邊渚みたいな卑怯な人間に負けない!≫

≪第三者委員会の認定はおかしい!第三者委員会は警察じゃない!

≪フジテレビや社会全体の闇を、中居くんひとりに押しつけるな!≫

≪メディアも第三者委も中居くんをいじめて真実を伝えていない!完全に偏っている≫

≪守秘義務をすべて解除し、事実が明らかになるよう中居くんに働きかけよう!みんなで応援しよう≫

――と、このような具合だ(※個人が特定されないよう一部表現を変更している)。

中居氏がファンにかけた“魔法”に解除される気配がないのは、さすがは国民的アイドルグループ『SMAP』の元リーダーといったところか。

だが、残存ファンたちの思想は日増しに先鋭化しており、“ラディカル中居ヅラ”として、世間や社会に対する攻撃性を増しているようにみえるのが大変気がかりだ。(次ページに続く)

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“中居ヅラ”の洗脳は解除不可!? 周囲の説得が逆効果になるワケ

“中居ヅラ”たちの“洗脳”状態を、手っ取り早く解く方法はないのだろうか?

先のネットメディア編集デスクは、「専門家でなければ対処はむずかしく、ネット上での中途半端な“説得”や“説教”は逆効果になりかねない」としたうえで、次のように指摘する。

「あんなに素晴らしい曲を歌った中居くんが――とか、あんなに綺麗な手をした中居くんが――などと“中居ヅラ”の人々は主張しているのですが、それがそのまま、彼らの認知の歪みを示しているのは悲劇としか言いようがないと思います。

たとえば、オウム真理教の麻原彰晃も、部分的にみれば信者たちに“素晴らしい説法”をしたことはあったでしょう。“教祖がもつ犯罪性”と“コンテンツ”は、明確に分けて評価しないと判断を誤ってしまいます。

“中居ヅラ”の人々はまた、自分は中居氏に裏切られた、自分は中居氏に騙されていた、という意識が希薄なのも特徴的です。本来は被害者であるはずの“中居ヅラ”たちが、被害を自覚しないまま加害者の中居氏を“守りたい”“救いたい”と言っている構図で、これはとても厄介な状態。“中居ヅラ”の間違いを周囲が指摘することによって、逆に“洗脳”が強化されてしまう恐れがあります。

中居正広氏は私にとって唯一無二の完璧なアイドルである――という、これまでの信念が強固であればあるほど、またそんな中居氏のファンを続けてきた自分の人生を正当化しようとすればするほど、カルト宗教にも似た認知的不協和によって“中居氏は絶対に間違えない、ならば性暴力はなかった、すなわち世間のほうが間違っている”という不合理な信念がどんどん強化されてしまうのです。

中居氏が犯してしまった罪について、どれほど分かりやすく、理詰めで説明しても話が通じない状態と考えられますから、たとえ家族であっても無理な説得は禁物だと思いますよ…」(前出のネットメディア編集デスク)(次ページに続く)

中居正広氏がたった1つ“やり残した仕事”

“中居ヅラ”たちはSNS上で「 #中居くんを守りたい 」「 #中居くんを救いたい 」と、その複雑な心情を吐露している。

だが、中居氏は芸能界引退に追い込まれたとはいえ、莫大な個人金融資産を保有している。報道によれば、スキャンダル発覚後も、甲斐甲斐しく身の回りの世話をする女性がいるともいう。刑事事件化やフジへの巨額賠償金がなければ、という条件はつくものの、今後も生活に困窮することは恐らくないだろう。

中居氏は極論するなら、誰かに守ってもらったり、救ってもらったりする必要がない立場だ。

今年2月、有料ファンクラブの「中居ヅラ あの子たちに・・・、」を閉鎖するにあたり、自身が太陽に向かって手のひらをかざす動画を公開した中居氏。ファンたちにかけられた“魔法”がいまだに解けないのは、この“意味深メッセージ”の影響も決して少なくないのではないか。

いま本当に救済が必要なのは、性暴力を受けた女性もさることながら、中居氏が自らの行為によって裏切った、数多くの中居ファンであるように思えてならない。

国民的アイドルだった中居氏に、もし“やり残した仕事”があるとするなら、それは“中居ヅラ”たちの洗脳を“教祖”自らの言葉によって解いてやることではないだろうか。

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image by: フジテレビ

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