―精神と時の部屋で修行を終えた堀江貴文登場!
堀江 | どうも、堀江です。 |
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藤沢 | うわ~、すごい痩せましたね。 |
堀江 | 監獄ダイエット大成功です。僕、今、TシャツとかSサイズだし、ジーンズとか29インチが入るんですよ。 |
すげ~。ところで、堀江さん、こちらは某女子アナの■■■さんです。堀江さんのメルマガも藤沢さんのメルマガも読んでいて、今日は堀江さん復帰記念対談ということで、駆けつけてくれました。1時間ぐらいで出なきゃいけないそうなんですが…。 | |
堀江 | どうも堀江です。 |
女子アナ | はじめまして。■■■です。 |
まぐまぐ | それではみなさん、こちらにおかけください。では、さっそくですが、堀江さん復帰記念の対談を始めましょう。 |
堀江 | いや~、『週刊金融日記』は、数あるメルマガの中でも本当に一番面白い! |
藤沢 | 堀江さんにそう言って頂けるとは本当に光栄です。ありがとうございます。 |
堀江 | 獄中でもプリントアウトして見せてもらっていたんだけど、ピカイチだよね。費用対効果がめちゃくちゃいいというか。 |
藤沢 | 僕も正直、ここまでのメルマガになるとは全然思っていなかったんですよ。最初、まぐまぐと話をしていた時、Twitterのフォロワー数とかブログのページビューとかで、最低でも購読者数1000人はいくかなと思っていて、1000人いったらね、週1日ぐらいの仕事としては、まあまあの収入にもなるし、ちょうど当時は外資系金融業界のサラリーマンも落ち目の時期で、僕もそろそろ独立とか考えていたので、やってみようかって思ったんですよ。それで、堀江さんに誘って頂いて。それがやってみたら大幅に上振れして、今は■■■■人くらい購読者がいて、まあ、堀江さんという不動の1位とは随分差があるのですが、おかげ様でまぐまぐでも発行部数で2位になれたんですよね。 |
堀江 | そこまで行ったのはすごいよね。 |
女子アナ | どのくらいの期間で読者がそこまで増えたんですか? |
藤沢 | もうすぐ始めてちょうど1年ぐらいなりますが、読者数は始めた時から増え続けていますね。 |
堀江 | 僕のメルマガで、今1万数千人だからね。 |
まぐまぐ | 堀江さんが出てきてから、堀江さんのメルマガはやっぱりすごい勢いで読者数が増えましたね。 |
藤沢 | 堀江さんのメルマガはすぐ2万人は行きますよね。やっぱりシャバに出てきた方が全然面白いメルマガ書けますから。実際、すごくパワーアップしてるし。 |
堀江 | 獄中にいたときはとにかく頑張って、購読者数を減らさないように減らさないようにして、なんとか1万人は切らなかったんですけど、あと半年刑務所にいたら1万人切っていたかもしれないですね。 |
藤沢 | 堀江さんのメルマガの購読者数は、やっぱり刑務所に入る直前がピークになっちゃいますよね。いくら堀江さんでも、刑務所の中から、外にいる時と同じように情報収集して、メルマガは書けないわけで…。 |
堀江 | そうだね。刑務所に入る直前には2万人は行きそうな感じだったんで。 |
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藤沢 | なんか堀江さんのメルマガは読者数1万人という数字がひとり歩きしていますが、実は、収監前は、四捨五入すると2万人いってたんですよね。収監されちゃうと、やっぱり時事ネタに関しては手紙でやり取りするのはちょっときついですよね。 |
堀江 | だから、すっごい工夫して情報の鮮度が落ちてもいいネタを拾っていましたよ。でも、やっぱり刑務所の生活実況中継以外のところは内容が薄くなっていて、外に出てきたら思うけど、よくずっと読んでくれていたなって思いますよ。服役中でも読んでくれていた読者の方には申し訳ないし、すごく感謝しています。 |
藤沢 | やっぱりみんな堀江さんをサポートしたいっていう気持ちがあったと思うんですよ。僕も堀江さんのメルマガに寄稿させて頂いた時に書いたんですけど、ドラゴンボールに例えると、刑務所ってのは『精神と時の部屋』なんですよね。そこは重力とか気温の変化が地球よりはるかに過酷な環境で、さらに時間の流れも違って、そこで修行すると地球の1時間で、1年分みたいな。精神と時の部屋という例えは、いろいろな人が使っていますが、多分、最初に言ったのは僕なんですよね。 それで、堀江さんの有料メルマガというのは、ドラゴンボールで言えば『元気玉』なんですよ。孫悟空が、世界中の生きとし生けるものからちょっとずつ元気を貰って、それでエネルギー弾を作って相手にぶつける必殺技です。僕は、日本のみんなが月々840円を堀江さんに届けて、それで堀江さんが元気玉を作って、また悪の帝国と戦って欲しいって願っていたと思うんですね。 |
堀江 | 本当にそんな感じだと思いますよ。だから、刑務所に入っていて、情報の鮮度が落ちたりしている時は、申し訳ないって感じでした。しかし、こうして再びシャバに出てこれて、コンテンツもどんどん充実させていけるので、2万人とかはわりとすぐいくと思うんですよ。 |
藤沢 | でも、もう少し言わせてもらうなら、僕としては、1年もかからない内に堀江さんのメルマガは、なんとか購読者数3万人まで行って欲しいんですよね。堀江さんひとりで3万人くらいいけば、メルマガというメディアはもっと盛り上がるし。メルマガは、まだまだマイナーというか、やはり全体としては小さなマーケットじゃないですか。 |
堀江 | 藤沢さんの場合は数千人も読者がいて、メルマガ作者としては他の人とは一線を画していますけどね。でも、マーケット全体ではまだまだですね。 |
女子アナ | メルマガって毎週出るから、毎回雰囲気も変わってくるんですよね。 |
藤沢 | そうですね。読んでいると、雰囲気が度々変わるメルマガ作者は多いですね。ただ、クオリティーを維持しながら、面白いことを定期的に書いていける人はなかなかいないですよね。 |
女子アナ | 藤沢さんの場合は、周囲の状況に関係なくあのテンションで書かれているから、毎回発行された後に読者数が伸びるという現象が起きているようですね。テーマはご自身で考えているんですか? |
堀江 | 僕のメルマガもそうですけど、藤沢さんもユーザーからの反応を見て作っていますよね。 |
藤沢 | もちろん、ユーザーの反応もありますけど、僕は、昔ブログに、恋愛系のこともいろいろ書いていたんですよ。今の僕のブログはけっこう経済系の話題が多いですけど、昔は恋愛工学がけっこう人気だったんです。でも、ちょっと私生活でいろいろ問題が起きて、全部を消さざるをえなくなってしまって…。もう5年以上前ですけど、加藤さんって、『もしドラ』で、2年くらい前かな、日本でその年でたぶん一番本を売り上げた編集者がいて。僕は、最初の本は、編集者が加藤さんで、『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』という金融とか投資の本を書いたんですよ。 |
堀江 | 加藤さん、いいトコ押さえてんな。 |
藤沢 | 加藤さんは才能を見つけるのがうまいんですよ。全然無名の人を見つけてブレークさせている。 |
堀江 | 『もしドラ』のハックルさんなんて、うちの会社にきていましたからね。秋元康事務所時代。僕のメルマガでもハックルさんからの手紙を載せたんですよ。実は、ハックルさんが僕の漫画を描いていたんですよ。4コマで、IT業界用の漫画みたいなのを。ハックルさんが描いて、これを新コンテンツでどうだ、みたいな話をしていたんですよ。だから、『もしドラ』が売れたときに、「あの人だ!」と思いました。 |
藤沢 | 『もしドラ』は300万部近く売れましたからね。それも新書の650円とかではなくて、1700円の本で。ダイヤモンド社は数十億円は儲かったと思うんですけど、加藤さんは、これは書いちゃいけないと思いますけど、あんまりボーナスを貰えなかったらしいです…。まあ、それだけが理由ではないでしょうけど、会社を辞めて、cakesっていうコンテンツ配信の会社を立ち上げてますね。 |
堀江 | それは辞めるよね。 |
藤沢 | それで、ブログで恋愛系のことを書いていたときに、加藤さんが「恋愛工学の本をぜひ書きましょう」ということを言ってきて、それで僕も「書こう、書こう」ということになって、8割くらい原稿を書いていたところで、僕の方で私生活でいろいろあったせいでお蔵入りしてたんですよ。そういうゴタゴタはもう何年も前に片付いて、そろそろその密かに書き溜めていたコンテンツを出したいなと思っていて。でもその時は、恋愛工学をずっと封印していたせいで、僕のブログは金融日記の表題どおりに、けっこう硬派な金融のブログになっていて、大学教授とか、政策担当者とか、金融機関の実務家とかが読んでくれていて、そういう読者層に、いきなり「どうやって丸の内のOLとセックスするか」みたいなネタを投入するのはちょっとキツイな、という思いがありまして…。 |
女子アナ | 私生活のゴタゴタって何があったんですか? |
藤沢 | 色々です。それで、恋愛工学は、週刊とか、そういう感じの連載にちょうどいいと思っていたので、最初、僕が投資の話題で連載を持っていた、『週刊Spa!』の人とかに、こんなのどうですかって聞いたんですけど、「いやぁ、でも、うちはそういうのは■■■さんがやってるからね」みたいな感じで、何となく話は進まないまま、しばらくは寝かせておいたんですよね。そんな時に、ちょうど堀江さんからまぐまぐの有料メルマガのお誘いを頂いて…。 |
堀江 | ■■■さんは、ちょっと旧世代の人だよね。しかもちょっとB専なんすよ。僕、■■■さんの合コンに行ったことがあるんだけど、どんな子がくるんだろうって思って行ったら「これかよ!」みたいな(笑)。 |
女子アナ | 全然関係ないじゃないですか! それに、そういう方も必要ですよ。 |
藤沢 | 今の堀江さんのこういう感想とか、ここでの話し方は合コンというものを考えるに当たって、実は、すごい重要だと思うんですよ。 |
女子アナ | そんなに女性の外見が重要なんですか? |
藤沢 | いや、そういうことではなくてですね。合コンって、こうやって男同士が、どれだけのいい女を集められるか、みたいな、ちょっと嫌な感じの男の見栄の張り合い競争みたいなところがあるんですよ。美人を集めれば序列が上がるし、そうでなかったら自分の序列が下がってしまう、みたいな。実際に、僕が外資系投資銀行で働き始めた時に、最初の上司が、僕の歓迎会みたいなのを兼ねて合コンを開いてくれたんですけど、その時は、モデルの女性とかが来て、別に特に何もなかったんですが「あ~、この上司に付いていかないといけない、身を粉にして働こう」って思いましたもん。 それで、僕も昔は、頼まれて合コンとかしいてたんですけど、やっぱり僕は競争心が旺盛というか、そういうのをすごいがんばっちゃって、ちゃんとした綺麗どころの女子を集めようとするんですよ。でも、これってかなりのプレッシャーで、色んな人のスケジュールを調整したり、大変なんですよね。いや、そういう下らない序列競争なんて気にしなければ合コンも楽しいと思うし、費用対効果も悪くないと思うんですけどね。そもそも論としては、目の前にいる女性に合コンを開くように頼んで、みんなで食事をして、なんてクッションを入れなくても、僕は目の前の女性をふつうに直接デートに誘って口説けばいいわけで…。 それで、自分の時間の使い方を考えたら、もう合コンを開くなんて全く割に合わないと思って、合コン産業からは僕は基本的に撤退したんです。自分でお返しに合コンを開かないのに、呼んでもらうのも悪いし。もちろん、それでも呼んでもらうのは全然やぶさかではないし、こういう幹事の大変さがわかるから、まあ、どんな子が来てもそれなりに盛り上げようとはしますけどね。 |
じゃぁ、女性とは、どこで出会うんですか? | |
藤沢 | ふつうに出会えますよ。 |
堀江 | 合コンじゃなくて、どこで出会うのかってことですよ。 |
女子アナ | 合コンをしないで、どこで女の人と出会うんですか? |
藤沢 | それはいきなり直球ですね。 |
堀江 | かわし方がうまいよね藤沢さんは。 |
藤沢 | 堀江さんは有名だし、女子アナさんも有名だから、有名人って普通にバーとかクラブとかでナンパとか、なかなかできないと思うんですよ。でも僕は、無名だから全然いいですね。 |
堀江 | 普通にそういうところでナンパとかできるよねって話だよね。 |
藤沢 | そうですね。 |
堀江 | あと、仕事とかは。 |
藤沢 | 仕事は避けていますね。やっぱり仕事関係で、自分から行くことはないですね。向こうから来てくれたらやぶさかではありませんが…。 |
堀江 | やっぱり狩りですか。 |
藤沢 | 狩りですね。 |
堀江 | 少人数の食事会とかはないんですか? |
藤沢 | 少人数の食事会って、要は少人数の合コンですよね。でも、やっぱり知り合いの友人だと、ちょっと積極的に動くことはあまりないですかね。 |
堀江 | 色々めんどくさいと。 |
藤沢 | めんどくさいっていうか、やっぱり人間関係への影響に気を使ってしまうんですよね。もちろん、向こうから来てくれたらやぶさかではありませんよ。 |
堀江 | ソーシャルとかは使わないんですか? |
藤沢 | ソーシャルは少々。 |
女子アナ | (笑) |
藤沢 | 僕はやっぱり仕事とかの人間関係の中で女性にアタックするのは、ちょっと躊躇してしまいますね。やっぱり、色々と複雑なことになってしまうと思うんですよ。 |
堀江 | 僕は、全然なんないですよ。 |
藤沢 | 堀江さんとかそういうのが上手だと思うんですよ。 |
堀江 | 上手ではないですよ。まったく。でも、僕なんかは身内で全然ガンガンいきますよ。 |
藤沢 | それに、堀江さんってやっぱり完全にアルファなんですよ。僕のサル山理論に従えば、ボス猿は、コミュニティ内で身内のいい女に手を出していいというか、当然そうするべきで、堀江さんはボス猿なんです。だから、それで全然いいと思いますね。 それに単純な確率論ではやっぱり身内のほうがいいですよ。女の人って全然知らない人よりは、やっぱり親しい人のほうが安心感があるから、高く評価する傾向にありますよね。まあ全然知らない人よりは、身内のほうがアタックした時の確率そのものは上がるんですよね。 |
堀江 | ヒットレシオの話ですね。こういう定量的な戦略論が、藤沢さんのメルマガの面白いところですよね。 |
ありがとうございます。 |
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