米国時間3月9日に発表が噂されている「Apple Watch」。iPhoneからの通知を受け取ったり、簡易的な返信や音声入力、決済、ルート案内、健康管理などができ、「時間を伝えるだけではなく、時間の使い方を進化させる時計」とも言われています。iPhone発売以降、リアルに世界が変わったように、このウェアラブルデバイスが再び人類のライフスタイルを変えるのでは? という期待が世界中で高まっています。
でもこれはすべてiPhone利用を前提にした話。現在Android端末を使っている人で「仲間はずれ感」を味わっている方も多いのではないでしょうか? ご安心下さい。Apple Watchの対抗馬としてAndroid勢の最新スマートウォッチも続々と発表されています。今回はApple Watchの対抗馬となりそうな、Android版スマートウォッチをいくつか紹介します。
韓国LGの本気「LG Watch Urbane」
LGが先日発表したばかりの「LG Watch Urbane」は、メタルボディを採用した円形タイプ。タッチスクリーン式1.3インチのプラスチック有機EL ディスプレイを採用し、速度計、コンパス、ジャイロ、気圧センサ、心拍センサなどの機能も搭載。これまでの時計に近い金属筐体の円形モデルと本革バンドで、エレガントな雰囲気が漂っています。ボディカラーはゴールドとシルバーで、本革製ベルトは一般的な時計用ベルトと付け替え可能。スマートウォッチは気になるけど、毎日のスーツスタイルには合わないと思っている方は検討しても良さそう。(発売・価格未定)
中国ファーウェイからの対抗馬「Huawei Watch」
中国・Huaweiが発表した「Huawei Watch」は、1.4インチ有機ELディスプレイを搭載した円形型のAndroidスマートウォッチ。「LG Watch Urbane」と同じく、見た目は普通の時計ですが、40種類以上の切り替え可能な文字盤や、心拍センサー、気圧計、活動量計などの豊富な機能を搭載。ベルトは交換式で、市販のものも使用できるようです。やはりトレンドは円形&金属ボディなのでしょうか? ちなみに「ベルト」ではなく、「バンド」と言うと年齢層高めに見られますので気をつけましょう。(発売・価格未定)
台湾の気鋭・ASUS「ZenWatch」
台湾・ASUS製の「ZenWatch」は既に発売中で日本でもすぐに購入できます。1.63型の曲面有機ELディスプレイを採用したスクエアタイプで、時計としては大きい部類。ポイントは盤面がややカーブしているラウンドフォルム型で、この曲面具合がスマートな装いを加速させます。その大きさから独特の存在感を放つため、すぐにスマートウォッチだとわかり、営業トークのきっかけにもなるかもしれません。Androidユーザーの誇りとして身につけたいスマートウォッチです。(発売中/2万4800円〜)
みんな大好きソニーから「SmartWatch 3」
ソニーから発売中の腕時計型ウェアラブル端末「SmartWatch3」。これまで紹介してきたスマートウォッチとは違うカジュアルな装いですが、それもそのはず。加速度センサー、コンパス、ジャイロスコープ、GPSなどを内蔵し、ユーザーの生活行動・活動量を記録するライフログ端末に特化したモデルとなっています。スマートウォッチというより、スマホと連動させながらアクティブな自分を演出したい方におすすめ。(発売中/価格:2万5000円前後)
というわけで対抗馬となりそうなAndroid Wearを紹介してきましたが、基本的な性能・機能はほぼ横ばい。どちらかというとデザイン面のほうが重要となってくるかもしれません。これまではスマートさを前面に押し出した尖ったデザインでスーツに合わないものが多かったですが、これならビジネスシーンでも利用できる腕時計として問題なさそうです。
(まぐまぐ編集部/龍崎 登)
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日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。アップル・iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報を紹介。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆します。
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