弊サイトでも既報のとおり、自民党和歌山県連主催の青年局近畿ブロック会議に、露出度の高い衣装を身につけた女性ダンサーを招いていたことが発覚し、多くの国民から批判的な目を向けられている岸田政権。
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そんな政権にとってまたも大きな痛手となりそうなスクープを週刊文春電子版が放った。19日配信の記事に掲載されたのは、自民党埼玉県連青年局の県議たちが“SMショー”に耽る様子を激写した2枚の写真。AKB48の衣装コスプレを身に着けた男性が、パンツ1枚の上に亀甲縛りを施した男性を弄びながらカラオケを楽しんでいるというショットで、埼玉県の蕨駅近くのバーで2016年1月5日に撮影されたものだという。
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記事によると、AKBコスプレの男性は田村琢実埼玉県議。田村議員といえば、23年10月に「虐待禁止条例」改正案を提出し物議を醸した自民党埼玉県議団の団長を現在も務める人物だ。
さらにこの騒動で注目を集めた直後に、「不倫キス写真」が文春オンラインで報じられたという剛の者でもある。
県議団の団長といえば党議拘束をかける側の立場にあるはずだが、“拘束グセ”は議場ばかりのことではなかったようだ。
SMパーティーに「税金」は使われていたのか?
ここで大きな問題となってくるのは、SMプレイが激写されたパーティーは「誰の金で開催されたのか」だ。税金の流用はなかったのだろうか。週刊文春電子版の記事には、県連関係者の「県連から支給されている青年局の活動費から支払っていた可能性」を指摘する声と、亀甲縛りを施されていた元県議(2016年当時は現職)の「(支払いは)公費ではない」とのコメントが掲載されている。
しかし同記事には、<県連から個々の議員に支給される「活動費」>が存在し、<“ハレンチ写真”の会が開催された日付と同じ1月5日付で県議らに10万円が支給されている>とある。
さらに記事中には、自民党パーティー券裏金疑惑を厳しく追求する神戸学院大学の上脇博之教授の、<(県連支出の活動費の)原資は事実上税金です。国会で追及されている政策活動費と同じ性質>との解説もあり、税金流用の疑惑は高まるばかりだ。
元全国紙社会部記者で政治問題に詳しい新 恭さんは、自民党和歌山県連の“ハレンチ過激ダンスショー”を論じた記事の中でこのように記している。
会費は政治活動費として出しているはずである、そして県連の財政は自民党本部からの支部交付金で成り立っている。
これは和歌山であろうが埼玉であろうが同様であることは言うまでもない。さらに新さんは、「自民党の収入は、国民の税負担で賄われる政党交付金が大半を占めるため、パーティーには税金以外の金を使った、という釈明は通じない」と断言している。これも和歌山であれ埼玉であれ同じことである。
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以上を鑑みれば、今回激写されたSMパーティーが税金で開催されていたとしても何の不思議もないだろう。
元国税調査官の大村大次郎氏は政治家の「政治活動費」について、
政治家が、政治団体のお金を使うとき、それが政治活動費であれば、税金はかかりません。しかし、政治家の個人的な支出であれば、税金がかかります。
と、解説している。つまり、昨今話題のパーティー券の裏金プール問題でも追及されているように、その金が「政治活動に使われていないもの」であれば税金がかかる。だから、女遊びであろうがSMパーティーであろうが「政治活動に関係していないもの」であれば、一般国民と同様に税金がかかるのは当然だ。
ひょっとすると彼ら自民党議員たちは、政治活動か否かを判断する感覚がマヒしている集団なのかもしれない。
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まさかの“多様性”で逃げ切りを図ろうとするのか
もう一つ気になってしまうのが、田村議員らがこのSMパーティーについてどのようなアクロバティックな釈明を行うかだ。40代のマスコミ関係者はこう話す。
「和歌山の過激ダンスショーに女性ダンサーを招いた理由を、県連の青年局長は『多様性の重要性を問題提起しようと思った』と、言うに事欠いて“多様性”を免罪符にしようと試みましたからね」
ゆえに今回も田村議員らは、「SMショーも多様性を問うためのもの」などと釈明しかねないと言うのだ。
「自分は不倫や緊縛プレイを税金でご堪能しながら、国民の同性婚や夫婦別姓には難色を示すのが自民党です。そんな都合のいい“多様性”がどこにあるのかという話ですよ。ただひたすらにギトついたオッサンが自分の好みを主張し、性欲を丸出しにしているだけじゃないですか」(同前)
多くの有権者も同じ思いであることは間違いないだろう。こんな見方をする向きもいる。50代の男性ライターだ。
「自民党のあれやこれやは、すべて“プレイ”だったのではないかとすら思ってしまいましたね。政倫審で蓮舫さんに追求される際はマゾとして、国民からカネを搾り取る際はサドとしてという(笑)」
確かに、そう考えればすべての筋が通ってしまうではないか。自民党という政権与党は、われわれ国民が想像している以上の「変態集団」なのかもしれない。