ココアダイエットが再ブーム? 本当はすごい、ココアの美容効果

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こんにちは、まぐまぐ編集部まつこです。

私は冬になるとあたたかいココアを飲みたくなりますが、これが身体にいいという話を見つけました。

今から約10年前、「ココアダイエット」ブームが起こったそう。ダイエットで火がついたように、ココアの原料カカオには日本人の健康やダイエットに効果的な成分がたくさん含まれています。

本当はすごい、ココアの効果について見てみましょう。

ココアの主な成分
カカオポリフェノール
テオブロミン
食物繊維
食物繊維
ミネラル(鉄分・カルシウム・カリウムなど)

●ガン・生活習慣病予防

カカオにはカカオ・ポリフェノールという成分が豊富に含まれています。ポリフェノールはワインにも多く含まれており、”抗酸化物質”として知られています。
私たちのからだの中では、酸素が変化した「活性酸素」が体内に侵入してきたウィルスと戦っています。この活性酸素はストレスや喫煙などの日常生活によっても作り出されるもので、それが過剰発生すると正常な細胞まで壊すことがあります。

  • 活性酸素の悪影響
    酸化された悪玉コレステロール(LDL)が動脈硬化を引き起こす
    活性酸素がDNAを攻撃した結果、異種細胞が発生し癌となる
    インスリンの産出が減ることで糖尿病の原因に
    運動機能や内臓機能の低下など、俗に「老化」と言われる原因となる

ポリフェノールには活性酸素の攻撃から身を守る効果があり、緑黄色野菜などに含まれるβカロチンなどと共に「抗酸化物質」と呼ばれています。

●女性の大敵 冷え性・便秘予防

テオブロミンには、毛細血管の血流を良くする働きがあると言われています。血液をサラサラにし、毛細血管の流れを改善することで冷えやむくみの改善につながります。
さらにココアはリグニンという食物繊維をたくさん含んでいます。リグニンには腸内の酵素を活性化し、腸内の有害物質を吸着・排出する効果があります。

●貧血防止

ココアには鉄分が多く含まれています。その含有量はなんと豚レバーとほぼ同じ14mg(100gあたり)。さらに、ココアの鉄分は、コーヒーや紅茶、鉄分を多くふくむといわれる野菜(ホウレンソウなど)よりもずっと吸収性が高いそうです。その他、カルシウムやカリウムなどのミネラルがバランスよく含まれているので、貧血気味な方は積極的にとっておきたいですね。

●精神活動を高める

ココアの香りや、ココアに含まれるココア・フラバノールという成分には集中力や注意力、記憶力を高める・改善させる効果があるという実験結果があります。(AFPBB NEWS)

また、テオブロミンは癒しの物質とも言われており、セロトニンに働きかけることで緊張をほぐす効果があります。自律神経やホルモンバランスの乱れも防いでくれるのでストレスでイライラした時や、テストの時期にはココアを飲めば緊張もほぐれるし集中力も高まって一石二鳥です。

●殺菌効果

胃かいようや十二指腸かいよう、胃がんの再発を促進するとされるピロリ菌や、食中毒で知られる0-157の増殖を抑える効果があります。また、傷の治りをはやめる効果があるとも言われています。
さらに、ココアに含まれるタンニンの一種のはたらきにより、虫歯菌の酵素のはたらきを抑え、歯垢ができにくくなります。ウーロン茶や緑茶にも虫歯予防効果があると言われますが、カカオ成分はそれ以上の効果を発揮するそうです。

効果的な飲み方

ココアを毎日飲むことに躊躇してしまう理由として、カロリーを気にする方が多いのではないでしょうか。
実はココアは決して高カロリーな食べ物ではありません。また、ココアに含まれる脂肪(飽和脂肪酸)はからだに吸収されにくいという特長があります。しかしながら、市販のミルクココアなどは糖分が多く入っていますので(大匙1杯25kcal)、健康やダイエットで取り入れる際は砂糖不使用のピュアココア(大匙1杯16kcal)を使い、飲みにくい場合は少量牛乳を入れるなど調節をしましょう。

また、いくらからだに良いと言っても取りすぎは禁物。1日2杯前後を目安にしましょう。

飲むタイミングは基本的にいつでも問題ありませんが、冷え性や便秘対策には朝目覚めてから一杯、食べ過ぎ防止などには食前、間食の代わりとしてもおすすめです。


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