【頭髪で分かるカラダの冷え】鍼灸師オススメの血流回復に効果的なドライヤーの使い方とは?

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カラダの冷え取り&外出時のコツ

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.100

●カラダの冷えと髪のパサツキ・チェック

毎朝身だしなみを調える髪型。そんな頭髪や頭皮のコンディションからカラダの冷え具合をチェックします。髪の毛がパサつく・まとまりが悪い・頭皮がむくむ・フケが出るなどがあると、カラダの外側からの冷気が全身の血行を悪くしているサインです。

アタマはもっとも陽気が旺盛で冷えにくいところなのですが、積み重なる寒さの影響でカラダの芯から冷えています。鍼灸臨床ではアタマのてっぺんにお灸をするのですが、毎晩の洗髪や毎朝の髪型を調える際、ドライヤーの温風でアタマのてっぺんをあたためたり・やさしく頭皮をブラッシングして血行をうながすことをおすすめします。また、外出時は帽子や花粉症用めがね・マスク・マフラーなどをして、冷たい風に顔をさらさないようにすごしましょう。

頭痛や目の奥が痛い・首肩がこわばるときなどは温かい蒸しタオルや電子レンジでチンするホットパックで、頭頂部・後頭部・首のつけ根を順にあたためると効果的です。また、カラダの表面の冷えを予防するために頭皮や手の甲のマッサージを1日5~10分実行するだけでも効果が出るのでオススメです。

●寒い冬の外出時のコツ

熱くなったカラダは発汗することで楽に体温を調整します。寒さを感じたカラダは温めるために代謝を急に高めるために炎症・発熱する必要があります。寒い外出先から帰ってきて急に悪寒・発熱することがありますが、風邪ではなくカラダをいそいであたためようとする正常な反応です。しかし、体温をひきあげるのはカラダにとって大仕事です。

寒い冬は外出時に多めに厚着をしてでかけます。出かけてすぐでも発汗や暑さを感じてから衣服を徐々にぬぐようにしていきます。ちょっと荷物にはなりますが出先で寒さを感じたときなどすぐに上着を着込んで保温したりすることで、冷え性や風邪の予防になります。

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.100

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。
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