さらに、秋葉原に出店した、別の欲求を満たすお店が、「カレー屋さん」です。オタクたちは、目当ての商品を探すことに時間を費やしたいので、お腹が空いたら、手早く食べられるお店を探します。「安い・早い・大盛り」のカレー屋さんは、まさにピッタリのお店だったのです。
元々、この界隈にはインド人技術者が多くいたことから、カレー屋さんはあったのですが、オタクが増えたことで、他地域にお店を構えていたカレー屋さんがどんどん集まり、いまや100店近くにまで増え、激戦区と言われるようになりました。
さらに、その噂を聞いた外国人までが集まるようになり、カレー屋さんが観光資源となっているのです。この外国人の欲求を読み取れば、さらなるビジネスが展開できそうです。
多くの人が集まる場所は、その人たちの欲求を満たしてあげることを考えれば、新たなビジネスの生まれる可能性が高くなります。
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