メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで大活躍中の大谷翔平選手。彼が高校生のときに作っていたという、まるで仏教のマンダラのような「目標達成シート」なるものをご存知でしょうか? 実は経営にも役立つというその内容を、無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者・梅本泰則さんが詳しく紹介しています。
マンダラチャートで目標達成
マンダラチャートをご存知でしょうか。仏教の曼荼羅をヒントに、経営で使われるようになったチャートです。事業計画や商品開発、問題解決などに活用されています。
形は四方形で、3×3の9つの四角形で構成されたものです。そして、一つずつの四角形は、それぞれ9つのマスに区切られています。
このチャートは、「目標達成シート」として活用されることも多いです。実は、このチャートをうまく活用し、目標を達成してしまった野球選手がいます。その選手の名は、大谷翔平。今、アメリカで大活躍です。
彼は、高校1年のときに「目標達成シート」を作ったと聞いています。その内容を見ますと、驚きしかありません。本当に16歳の学生が作ったのだろうかと思わせる、素晴らしい内容です。その内容を簡単に紹介しましょう。
大谷翔平の目標達成シート
書いてる事すべてがすごいんだけどなんと言っても下の運のところにゴミ拾いとか審判さんへの態度とか人間性も素晴らしいなんてどうしたら将来こんな息子生めるのだろうか
大谷翔平の親が書いた子育て法の本とかあったら絶対買う pic.twitter.com/JAgKKrfPXO— 💄 (@_hykwmn_) 2018年4月11日
2013年にスポニチが報じた大谷翔平の「目標達成シート」。
・「可動域・柔軟性」で4つ
・「軸・幹・安定」で5つ俺みたいな凡人が学べるとしたら、視野を拡げ、軸を持った上で柔軟であれ、ってことか。
そもそもこのマンダラ自体が思考と行動の可動域を広げようとしてる。#大谷翔平 pic.twitter.com/8X4n4cv5Gg
— 今野良介(書籍編集者) (@aikonnor) 2018年4月10日
まず、シートの9つの四角の中心にある四角が、「達成するための要素」になります。そして、その四角は9つのマスに区切られていて、中心のマスに「達成目標」を書き入れるのです。
大谷選手の目標は「ドラ1、8球団」とあります。ドラフト会議で8球団から1位指名を受けることを目標にしたのですね。実際、大谷選手は卒業時にメジャー行きを希望したため、日本ハム1球団からしか1位指名を受けませんでした。メジャー行きを希望しなければ、8球団どころか12球団から1位指名があったかもしれません。十分に目標は達成しました。
それはともかく、大谷選手は「ドラ1、8球団」を達成するために何が必要だと考えたのでしょう。