お酒を飲むのは大好きだけど、その後の二日酔いが…。その気持ち、非常によくわかります。そんな人たちのために、今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では著者で現役医師の徳田安春先生が、二日酔いを予防するための工夫やおすすめの食材を紹介しています。
二日酔い
友人や同僚とお酒を飲むパーティーは楽しいですよね。飲みニケーションといわれるように、普段はおとなしい日本人にとって、お酒はコミュニケーションを円滑にする良い効果をもたらします。しかしながら、一方で、お酒を飲みすぎると急性アルコール中毒の恐れがあり、中等度の量でも二日酔いのリスクもあります。
お酒を飲んだことのある人は、二日酔いのあの不快な気分を経験したことがあるでしょう。大量に飲んだ翌朝に起こる、頭痛、吐き気、めまい、口渇感、脱力感、倦怠感、動悸、などの症状です。個人差はありますが、お酒を飲む利用が多ければ多いほど、二日酔いのリスクは高まります。長いと24時間程度も続くことがあります。
最近の研究によると、アルコールの血中濃度が急上昇した後で低下し、最終的にゼロになったときに、二日酔いの多くの症状が説明できるようです。また、アルコールの利尿作用による脱水、ミネラルの喪失、そしてケトン体の上昇なども関連しています。
それなら酒を飲まなければ二日酔いにならないのでは、ということが確実にいえます。しかしながら、社会的な付き合いで飲みたいという人もいるでしょう。また、お酒が好きで飲みたいという人もいるでしょう。そういう方々のために、今回は二日酔いを防ぐための工夫についてみていきましょう。