宝塚歌劇団といえば1914年の初公演以来、数多くのスターが輩出した名門ですが、そんな劇団のとある場所に「ブスの25箇条」なるものが貼られているそうです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「人として心のブスになるな」という意味を込め、本文中で紹介しています。
「ブスの25箇条」に学ぶ、商売人の心の持ち方
「清く、正しく、美しく」。
現代社会では、忘れ去られた言葉かもしれません。宝塚歌劇団の創始者である小林一三氏の遺訓でもあるこの言葉は、荒廃しているいまだからこそ、思い出すべき言葉ではないかと思います。
いま社会を見ていると、金儲けのためなら何でもアリ、という風潮が感じられます。詐欺まがいのことを平気でやり、普通の人でさえ、悪どい商売に手を出していたりします。不景気が長く続き、心が荒んでしまったのでしょう。
しかし、そうした商売は必ずしっぺ返しがあります。一時的に痛い思いをするだけではなく、心の傷となって一生残ります。
人は本来、「清く、正しく、美しく」あります。その本能を偽っていては、やがて心のバランスが取れなくなり、崩壊する時がやって来ます。自身の行いに耐えられなくなるのです。
そうならないためには、どれだけ厳しい環境にいようとも、「清く、正しく、美しく」あることを心掛けなくてはなりません。
宝塚歌劇団の稽古場に、「ブスの25箇条」という張り紙があります。いつ誰が書いたものかはわからないものの、ずっと張られたままになっています。「清く、正しく、美しく」あるために、先輩が後輩に書き遺したものでしょう。
心の「ブス」になるな、という意味を込めて。ここにご紹介します。