エイリアン・シリーズの最新作『エイリアン:コヴェナント』が、1月10日よりBlu-ray&DVDがリリースされます(先行デジタル配信中)。エイリアンと言えば、そのグロテスクな描写や独創的なクリーチャーが見どころですが、MAG2 NEWSでおなじみのジャンクハンター吉田さんによると、見どころはタンクトップ!と断言。SF映画の金字塔を目の前にして、「タンクトップに萌えろ」とはどういうことなのでしょうか? 本人に熱いタンクトップヒロイン論について語ってもらいました。
戦う女子のタンクトップに萌える
ハリウッド映画で戦うヒロインはなぜか薄着が多いのですが、とくにタンクトップ姿で戦う女子のことを、萌えるタンクトップ女子、略して「萌えタン」と勝手に呼称させていただいてます。
ビキニではなく、タンクトップであることが重要なんです。
そんなタンクトップ女子の頂点に君臨するのが1979年に公開されたリドリー・スコット監督作『エイリアン』の主人公リプリーなんですね。シガニー・ウィーバーのタンクトップ姿に衝撃を受けた男性諸君も多いのではないでしょうか。面積の少ない下着のデルタゾーンにも当然釘付けになりましたが、タンクトップの奥に確かに存在した「ポッチ」にまず感謝。全裸よりも着衣姿でビッグチャップからの襲撃に脅える状況に「萌え」を初めて感じたんです。萌えタン女子の先駆者にして、「頂点」といえるインパクトでした。『エイリアン』はネバネバしたアレや、フェイスハガーの中身のアレなど、性的メタファーが多い作品で、映画にそういった観方もあると教えてくれたのもこの作品でした。
タンクトップ女子x『エイリアン』シリーズでのフェティシズム嗜好を萌えさせる要素はこの一作目だけではなく、嬉しいことにその後、最新作『エイリアン:コヴェナント』までしっかり踏襲されていくんですね。
映画の三大「萌えタン」ヒロインは誰?
筆者が知るところでは1974年の『悪魔のいけにえ』に出演したヒロインのマリリン・バーンズが萌えタン描写の起源なのではと思っていますが、『エイリアン』以降、宇宙での女子の着衣は薄着姿がトレンドになるも、強烈なインパクトにはしばらく欠けていました(自分比)。
そんな中、頭角を現したのが1991年公開の『ターミネーター2』におけるサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンと、2002年『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチ。
ふたりとも男勝りなタンクトップ女子を演じ、タンクトップ=ワイルド路線を決定づけたキャラでもありました。逆にワイルドすぎて萎えタンな面もありますが、世間的にはシガニー・ウィーバー、リンダ・ハミルトン、ミラ・ジョボビッチを三大タンクトップ女子と呼ぶことが多いそうです(自分調べ)。
この三大萌えタン女子以外にも実はまだまだエロスなタンクトップ美女はいます。どんどん行きましょう!
無防備なタンクトップ/オルガ・キュリレンコ
『007 慰めの報酬』のボンドガールをつとめたオルガ・キュリレンコの汚れたタンクトップ姿は、童顔な顔と華奢な肩、風で乱れた髪と相まってどこか無防備なエロスが漂っていました。華奢な身体を包む弱々しい布のタンクトップって最高。一説によるとヌードNGの女優に対して、監督が要求できる最大の露出がタンクトップなんだとか。
【主な萌えタン作品】『007 慰めの報酬』『その女諜報員 アレックス』『オブリビオン』
アメリカンなタンクトップ/ミーガン・フォックス
現ハリウッドのセックスシンボルとなっているミーガン・フォックスは、数々の作品で、男が脳内で妄想する「イイ女」感を振りまいています。自身のカラダに数多く彫っている刺青を見せるためタンクトップを日常で愛用しているんだとか。『ジェニファーズ・ボディ』『トランスフォーマー』など、ボン・キュッ・ボンを強調した王道のアメリカンエロスと言える萌えタン姿が拝めます。
【主な萌えタン作品】『ジェニファーズ・ボディ』『トランスフォーマー』シリーズ『ミュータント・タートルズ』シリーズ
オマージュタンクトップ/サンドラ・ブロック
『ゼロ・グラビティ』のサンドラ・ブロックが宇宙ステーションで無駄にタンクトップ姿だったのは、シガニー・ウィーバーへのオマージュではないかと考えています(オマタン)。タンクトップの下にスポーツブラという邪道な鎧をまとっているのが残念だったけども、『スピード2』以来のご無沙汰だったので(自分比)、とてもテンションが上りました。
か弱いタンクトップ/キャリー=アン・モス
宇宙モノにおいて、全国の萌えタン諸君らが絶対に観ておかねばならない作品が『レッドプラネット』です。そこに登場するキャリー=アン・モスが宇宙服を脱いだ瞬間、細い肩紐のタンクトップ姿が最高に萌えるんです。まさに『エイリアン』でシガニーのようなセクシーさとフェティッシュさが交錯する堂々とした描写が凄まじい。
【主な萌えタン作品】『レッドプラネット』『マトリックス』シリーズ
軍隊なタンクトップ/ミシェル・ロドリゲス
タンクトップヒロインとして認めざるをえないのがミシェル・ロドリゲス。『SWAT』『アバター』『ワイルド・スピード』シリーズと出演作品で、高確率でタンクトップになっています。劇中だけではなく普段着から常にタンクトップ姿なんだろうなと勝手なイメージも。リンダ・ハミルトンのワイルド路線を引き継ぐ、軍隊風なタンクトップ姿で人気(なはず)。
【主な萌えタン作品】『アバター』『SWAT』『ワイルド・スピード』シリーズ
生意気タンクトップ/ジェニファー・ローレンス
ジェニファー・ローレンスが大人気になる以前の2012年に作られた『ボディ・ハント』では、彼女の胸が徹底的に強調されています。汗がにじむタンクトップ&ホットパンツ姿で多くの男性たちをノックアウトしました。タンクトップの下に普通のブラジャー装着、通称「ブラタン」は邪道と思ってますが、彼女の生意気ボディな色気にやられます。
【主な萌えタン作品】『ボディ・ハント』『ハンガー・ゲーム』シリーズ
クールビューティなタンクトップ/シャーリーズ・セロン
名前からして美女を感じさせるシャーリーズ・セロン。『マッドマックス/怒りのデスロード』ではスキンヘッドにタンクトップ姿で、まさに「究極の女戦士」を体現。個人的には『エイリアン:コヴェナント』の前作に当たる『プロメテウス』で披露したサラシ風の変則タンクトップ姿(同作の演出は萌えタン界の巨匠リドリー・スコット監督)の方が、クールビューティーな雰囲気と相まって、Mっ気のある男子の心をくすぐるエロスが……。
【主な萌えタン作品】『プロメテウス』『マッドマックス 怒りのデスロード』『ミニミニ大作戦』
クチビルなタンクトップ/アンジェリーナ・ジョリー
戦うヒロインのタンクトップスタイルで『トゥームレイダー』のララ・クロフトを真っ先に思い浮かべる人もいるかもしれません。でも、演じたアンジェリーナ・ジョリーはタンクトップの下に完璧な鎧をまとっていてアレは邪道でしたね。どちらかというと分厚いクチビルに目が行き、黒タンクトップはアンジーの顔の引き立て役に回っていた印象です。
【主な萌えタン作品】『トゥームレイダー』シリーズ『17歳のカルテ』『ジア 裸のスーパーモデル』
無邪気なタンクトップ/エリシャ・カスバート
映画ではなくテレビドラマからなんですが、2001年から始まった『24 -TWENTY FOUR-』のエリシャ・カスバートが無駄にタンクトップ姿でウロウロするのも記憶に残っています。なぜこの場面でタンクトップでいるのかはわかりませんが、ポッチが浮き出ているのも気にせず熱演する姿に萌えました。彼女はその後も若くて張りのあるオッパイは武器だと自覚したのか、『ガール・ネクスト・ドア』、『蝋人形の館』と『キャプティビティ』でも、萌えタン女子しています。
【主な萌えタン作品】『24 -TWENTY FOUR-』シリーズ『ガール・ネクスト・ドア』『蝋人形の館』『キャプティビティ』
というわけで、このほかにも『キングコング:髑髏島の巨神』のブリー・ラーソン(スポーツブラタンが残念)、『G.I.ジェーン』のデミ・ムーア(坊主でタンクトップ)、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のマイカ・モンロー(谷間がヨレヨレタン)、『クライモリ』のエリザ・デュシュク(ハミブラタン)、『10 クローバーフィールド・レーン』のメアリー・エリザベス・ウィンステッド(青ブラタン)など、まだまだ紹介したいタンクトッパーはいますが、今回はとりあえずここまで。
萌えタン女子、いかがでしたでしょうか。
異論、反論はあると思いますが、情報が間違っている!この萌えタン女子を忘れてる!などのご意見がありましたら、SNSで「#萌えタン女子」で投稿して下さい(笑)
『エイリアン:コヴェナント』 で原点回帰した萌えタン描写はどこまで健在なのか?
大変前置きが長くなりましたが、1月11日にBlu-ray&DVDで発売される『エイリアン:コヴェナント』を紹介したいのですが、監督は『エイリアン』で萌えタンの概念を作ったリドリー・スコット。肝心のタンクトップ描写がどうなっているのかを調べました。
1時間11分すぎたところでコヴェナント号乗組員の女性ローゼンタールが水辺で上着を脱ぎ始めてタンクトップ姿に!
1時間41分を超えるとダニーがグレーのタンクトップ姿で登場します。どうやら肩紐なしの薄手のブラジャーを装着している様子ですが、途中からしっかりとポッチが浮き出てくるのが確認できます。
ガンスリングをたすき掛けして、豊かな胸を揺らしながら走るタンクトップ姿のヒロインは、さすが萌えタン描写を深く分かっていらっしゃる元祖リドリー・スコット監督ならではな演出が際立ちます。
エイリアン:コヴェナント「タンクトップ」TIMEカウンターby MAG2 NEWS編集部
■本編
・1:11:51:傷を負い、顔を洗うシーン
・1:40:57:戦いの後に料理を作り抱き合うシーン
・1:42:18:起床シーン
・1:42:47:走って銃をとる
・1:44:03:エイリアンに迫る
さらには映像特典にも。
■特典映像
・09:35~10:13:寝起きのキャミソール
■未公開シーン
・15:41~15:58:傷を負い、顔を洗う追加シーン
タイムカウンターもあることですし、この機会にぜひ、自宅でこっそり確認してもらいたいです(笑)。
最後に真面目な話をすると、今作は元祖「エイリアン」につながる重要な謎が明かされます。Blu-rayに収録されている監督の音声解説を聞くとシーンごとの答えが色々と分かってきたりもします(なーんか意図的に触れてない部分もあるけどね)。さらに未公開シーンが山ほどあったり、『プロメテウス』から『エイリアン:コヴェナント』へと繋がる物語へのショートフィルムまで収録されていたり、劇場で観て不可解だった部分への回答が数多く、シリーズのファンには間違いなく琴線に触れるはずです。
先行デジタル配信中
2018年1月10日(水) ブルーレイ&DVDレンタル&発売
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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PR:エイリアン:コヴェナント