昨年、青森県で起きた中1男子のいじめ自殺事件。「いじめがなければもっと生きていた」とのメモが見つかったという悲しい結末でしたが、男子生徒が亡くなる前に行った「いじめに関するアンケート」を学校側が破棄していたという衝撃事実が明らかとなり、大きな波紋を呼びました。今回の無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、相次ぐ悪質な「学校の隠蔽工作」への対策を具体的に紹介しています。
学校の隠蔽工作への対応
11月には小中学校で3回、それ以外でも3回程、いじめについて話す機会をいただきました。
ひとつの中学校では、「いじめフォーラム」として開催されました。生徒が発案し、主体的に行ったいじめアンケートの発表もありました。全生徒への27項目にものぼるいじめアンケートによると、全校生徒の48.8%もの生徒が「悪口などのいじめを受けた」と感じているという数字が出ていました。ちなみに、たたく、蹴るなどの暴力行為を受けたという子は31.1%、無視されたという子が23.2%などの結果がまとめられておりました。生徒たちから、この数字を基にして結果をまとめクラス、学年毎に「いじめにどう向き合うか」ということの発表がなされました。