先日、実家に帰った時に、偶然見つけた若き日の親父の写真。
とある香水と一緒に大切に保管されていたこの写真のことを母に聞くと、父と母が出会った頃、すなわち40年以上前の写真だとわかりました。
「この香水の臭いをかぐたびに出会った頃を思い出すの。若い頃はお父さんもカッコよかったのよ」と嬉しそうに語る母。
「あなたもだんだんお父さんに似てきたわね。でも、お父さんと比べると全然オシャレじゃないけど」と息子への憎まれ口も忘れません。
母の憎まれ口はスルーして、改めて写真を見ると確かに親父はオシャレでした。
「もし、自分が70年代風ファッションで写真を撮ったら親父のようにオシャレに見えるのか? インスタ映えするのか?」
その写真を見せて、憎まれ口が減らない(笑)母を喜ばせるべく、親父が20代を過ごした街を撮影する散歩旅をしてきました。
父と母の想い出の場所であり、自分のルーツ!?
最初に出向いたのは銀座。マクドナルド1号店が銀座三越店内にオープンした1971年頃、親父と母は、この銀座で出会ったそうです。
つまりこの街が僕のルーツといえるわけで、1枚目はそんな銀座の中心部でパチリ。昔風に見せるために少し加工を入れました。
なんかそれっぽくなりましたね。ちなみに両親は、出会いの経緯は教えてくれませんが、意外とチャラい親父なので、ナンパではないかと僕は思っています。
両親がよく来ていた頃から40年以上経っていますが、70年代ファッションで写真を撮ると、タイムスリップ感が出ます。
きっとここで父も人生を学んだんだろう…
「大切な話をする時はいつも銀座だったわ」と母は今でもうっとりした顔で昔話をします。
一方で親父は「洒落た人間が集まるのが銀座だ」というのが、昔からの口癖でした。
親父は“みゆき族”の叔父から、色々な遊びをこの街で教えてもらったと話していたことがあります。
仕事を覚え、給料も上がっていき、この街で大人の嗜みとカッコよさを学んだ父にとって、銀座は特別な場所だったのでしょう。
今では大人の街と代名詞といえる銀座は、親父が若い頃は大人に憧れる若者の街という側面もあったのかもしれません。
京王プラザホテル前で太陽に吠えながら
『太陽にほえろ』のオープニングでも使われていた京王プラザホテル前。
1971年の開業当初、このホテルは日本一の高さを誇るビルでした。そして最上階の47階は、有料の展望台として一般に公開されていたそうです。
新しもの好きの親父だから、もしかしたら母とは違う女性を連れてデートで来ていたかもしれません。
新宿中央公園で、あの頃流行りだった音楽にノッて
自分がまだ実家にいた頃、「今の音楽は軟弱だ!」と父は音楽番組を見てはボヤいていました。
打ち込み系にボーカロイド、何でもアリの今とは違い、フォークソングにグループ・サウンズ、あの頃は、ホンモノの実力がなければ皆に聞いてもらえない時代だったのかもしれません。
新しい、古いを問わずにホンモノを見極める親父の能力は素直に認めざるをえません。子供の頃、吉田拓郎の話を始めると長かったなぁ。
あの頃の父よりもカッコいい大人になるために
撮影した写真を実家の母に見せにいったら、爆笑しながらもすごく喜び、昔話に花が咲きました。父の青春を再現できたかはわからないけど、母の眼差しがいつもと違うのが嬉しい。
そして自然と自分が子供の頃の親父を思い出します。
父がかつて愛用していたのが、男性用化粧品ブランドの「エムジー5(エムジーファイブ)」。
そこで今回、写真を撮る際にショップで「エムジー5」を探すと、ブランド誕生50周年を迎え、オリジナルフレグランスが発売されていました。
『資生堂エムジー5 オードトワレ』
資生堂「エムジー5」の50周年記念として、今年誕生25周年を迎えたオンワード樫山の紳士服ブランド「五大陸」とコラボレーションの香水です。
5と五のご縁から、コラボレーション企画が実現したとのこと。「五大陸」2017年秋冬のシーズンテーマ「NEXT GENERATION-AGENT RING」が、昭和30~40年代の日本をイメージソースとしており、昭和30・40年代のお洒落な男たちが愛用していた「エムジー5」の世界観とがつながりました。
そんな『資生堂エムジー5 オードトワレ』は、「エムジー5」の黒とシルバーのダイヤカットデザインを基調に、現代の男性が愛用できるためのものとして昇華されています。
手首にかるく吹きかけると、上品で軽やかなシトラスの香りが。そして時間経過とともに華やかなフローラルへ。さらに時間がたつと重厚感を感じさせるウッディーへと変化。これは色々な顔を持つ大人の男性を演出することができそうです。
父の姿を追い、私も常日頃から服装や身だしなみは整えてきましたが、そろそろ父を超えるために、ワンランク上の身だしなみを手に入れる時が来ました。
私も40歳目前、来年は長男が小学校に上がります。20年、30年後、息子や娘の記憶の中にいる今の自分も「カッコよく」「誇らしい」親父でありたい……。
かつて昭和40年代に一世を風靡したエムジー5の遺伝子を引き継ぎつつ、現代風なアイテムへと生まれ変わったこの『資生堂エムジー5 オードトワレ』とともに、あの頃の親父のような、爽やかと重厚感を併せ持つ、大人の男性を目指します。
文/横田吉木
information
『資生堂エムジー5 オードトワレ』【数量限定品】
<分類>オードトワレ
<容量>50mL
<品種>1種
<価格>5000円+税
※価格は希望小売価格です
衣装協力:スモール チェンジ 高円寺 03-3803-2224(シャツ3900円/ニットジャケット4900円/シャツ4200円/パンツ3900円/シャツ1万5800円/シャツ1万5800円/デニム8900円)
PR:資生堂ジャパン