日本で毎年2回開催されるアニメやコミックの大イベント、コミック・マーケット(通称コミケ)。会場ではキャラに扮したコスプレイヤーが注目を集め大変な盛況となっていますが、それは米国でも同じようです。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住の著者・りばてぃさんは、10月に行われた全米最大の米国版コミケ「ニューヨーク・コミックコンベンション」の模様を紹介。日本と大きく異なる点があるそうですが、それは「自由の国」の国民性が関係しているようですよ。
なぜ、NYコミックコンは人気なのか??
(1)NYCC開催
10月5日~8日まで、毎年この時期恒例のニューヨーク・コミコン(以下、NYCC、コミック・コンベンション)が開催された。
(ご参考)
・初日の朝から大盛況のNew York Comic Con 2017
その名のとおり、NYCCは、アニメや漫画、ゲームに関連するものを集めたイベントのこと。
日本ではコミック・マーケット(通称、コミケ)がコミック関連のイベントとして非常に有名なため、コミケと同じようなものだと想像する人は多いかもしれないが、実は、違う。
また、NYCCは、アメリカの他のイベントと比較しても特別な存在となっている。なぜなら、NYCCからは、アニメや漫画、ゲーム業界に関係ない人でも学べるものがたくさんあるのだ。
特に、
・自己実現
・クリエイティビティ
・新規事業や開発
……などなどを考える人には非常に参考になることが数多くある。
というわけで、今週から3回に分けて、上述3つの点を中心に、NYCCについてお伝えしよう。
(2)今年も史上最多集客
会場は、マンハッタンのミッドタウン・ウェストにある国際展示場のジャビッツ・センター。
ジャビッツ・センターは東海岸最大の国際展示会場。
南は34丁目から北は39丁目までそして、11~12番街の広大なエリアにどーん!とある。
NYCCは、その会場のほぼすべてを独占し開催される。
通常、ジャビッツで開催されるこうしたコンベンションや展示会は、2つ以上の異なるイベントが同時開催されることが多いため、1つのコンベンションが独占して開催されること自体非常に珍しく、それだけ大きな注目のイベントととなっている。
実際、NYCCの来場者数は第1回目の2006年の3万3000人から、毎年、増加傾向にあり、今年も史上最多入場者数を記録する20万人超となった。
(ご参考)
・NYコミコン2017来場者数、20万人超で史上最多記録更新!!
来場者数では全米最大のコミック・コンベンションだ。