ホリエモンvs藤沢数希ぶっちゃけ対談、第2弾! 前回の「モテる女は見る目がない」ではお二人の恋愛観、さらには「堀江800人リスト」の存在までもが明らかになりました。お待ちかねの後編は、お二人の考えるこれからのビジネスモデルについて。キーワードは「遊び」だそうです。
※今回掲載した2倍以上のボリュームで、「これからは素人革命の時代だ!」という必読テーマを含めた“対談完全バージョン”は堀江貴文、藤沢数希ご両人の2015年9月のバックナンバーをご購入頂くと読むことが出来ます。
2人の考えるこれからのビジネスモデルとは
編集 堀江さんの周りって、お金持ちで無茶苦茶なことしてる人が多いイメージあるじゃないですか。堀江さん自身は最近、無茶してるんですか?
堀江 全然無茶苦茶やってないな。僕すごくまともですよ。
藤沢 堀江さんって、ほんとうに手堅くて、まともなんですよね。派手なことしてると思わせといて、ちゃんと採算考えて、次のビジネスにつなげたり。東京地検特捜部のあの件は、もう、本当に運が悪かったとしかいいようがなくて、ふつうの有名人とか金持ちがハマるような落とし穴とか、完全に超越してて、あれはもうお手上げだったんですよね。だから、堀江さんみたいな人は、絶対に、小室哲也さんみたいな感じにならないんですよ。やはり金銭感覚というか、お金に関するリテラシーがあるんですよ、堀江さんは。これって、僕は、勉強したから身につくってもんでもない気もするんですよね。
堀江 いや、でも簡単な話で、BSとPL読めるくらいでも別に大丈夫じゃないですか。
藤沢 いや、BSとPL読むとか、そういうこと以前の問題なんですよ。小室哲也さんとか。あの人って何十億も毎年稼いでいたのに、破産して、自分で詐欺もやっちゃったわけでしょ。おかしいじゃないですか。でも、そういう人って、結構いっぱいいるんですよね。なんか特殊な才能で金持ちになった著名人には。
堀江 僕、すごくオフバランス化するし、資産持たないようにしてる。
藤沢 だから、それはちょっと高度な話なんですよ。もっと普通の常識なんですよ。詐欺師が寄ってきて、この詐欺師はおかしいって思えるかどうかって。ていうか、世の中に赤の他人がうまい儲け話を持ってきたら、そりゃおかしいだろ、と思える感覚なんですけどね。
堀江 簡単に騙されてますよね。取り込み詐欺とか未公開株詐欺とか。
藤沢 そういう話ってよく聞くじゃないですか。一般人にもリテラシーのない人は勿論いっぱいいるんですけど、一般人にはそういう詐欺師が寄ってこないからね。お金を持ってはじめて、いろんな詐欺師のターゲットになるんですよ。
堀江 僕の友達とかに凄いの来ましたよ。例えばリクルート株の未公開株詐欺とか。こんなの来てるけど、どうかなって聞かれて。いやそれ絶対詐欺ですよ。典型的詐欺ですよって(笑)。
藤沢 詐欺師業界って凄く組織的になっていて、ちょっと調子よくお金持ってそうな人をすぐ見つけ出して、ちゃんとマーケティングする。そういう体制になってるんですよ。
堀江 怖いですね、そういうの。
藤沢 そうですね。気をつけたいですね。僕なんか交友関係が狭いし、メディアには出ないし、基本ケチだから、ぜんぜん来ないですけどね。ネット業界は、表にぜんぜん出てこずに、ぜんぜん有名じゃないけど、たくさん稼いでるみたいな人は、けっこういますね。
堀江 僕の毎月やってる「10万円鮨会」ってのに来る人に、たまにそういう人いて、今は薬剤師とか看護師の求人のアフィリエイトが儲かってるみたいですよ。人材紹介がけっこういい報酬を払ってるみたいで。それだけで年収4,000万とかの人に会いました。
藤沢 昔はFXのアフィリエイトが儲かってましたね。トップクラスは、億プレーヤーいましたね。
堀江 そういう人たちは確かに表に出てこないですね。
藤沢 出るべきじゃないですよね。
堀江 10万円の鮨会やってると色んな奴が来ますよ。ネットで転売屋とかセドリやってる二十歳くらいのちゃらい学生が来てね。スゲーかわいい娘が来てるなって思ったら、そいつの彼女だったんですよ。「君、かわいいね」みたいな。