社員の有給取得状況など、会社から採用応募者に「伝えづらい」項目は結構あるものです。が、これを伝えられずに入社した新人が現状を知ってすぐに退社、というケースも多々あるのだとか。こんな状況を防ぐ方法が無料メルマガ『「欲しい人材がザクザク採れる!」採用成功術』に記されています。
応募者が知りたい情報を提供できているか
「御社の有給取得状況を教えてください」
と、応募者に聞かれたらみなさんはどう答えますか? 実は、この質問は新卒の応募者へのアンケートで「知りたいと思っていた」と「知ることができた」のギャップが3番目に大きかった項目だそうです。ちなみに、2番目に多い項目が「社内の人間関係」、そしてなんと1番目が「採用選考の基準」です(リクルートキャリア調べ)。
その他の項目は下記のとおりです。
●ギャップが大きい項目ランキング
1位 「採用選考の基準」(-27.3ポイント)
2位 「社内の人間関係」(-23.9ポイント)
3位 「社員の有給休暇取得状況」(-20.2ポイント)
4位 「社員の労働時間」(-18.2ポイント)
5位 「具体的な仕事内容」(-18.1ポイント)
( )内の数字は「知ることができた」と「知りたい」のギャップです。
例)知ることができた30%-知りたい50%=-20ポイント
※ご参考 ●「就職白書2015 採用活動/就職活動編」
採用活動において、こちらから情報提供をする手段はいろいろあります。それは、ホームページや求人媒体への掲載から会社説明会、面接などで直接お話しする方法まで多岐に渡ります。そのような状態にもかかわらず、なぜこのようなギャップが生まれるのか? その理由は2つあります。
1つ目は「会社側からは伝えづらい項目である」こと、2つ目は「応募者の知りたい情報を会社側が把握できていない」ことです。
まず、1つ目についてはみなさんも経験があるのではないでしょうか。例えば、有給休暇を取得している社員がほとんどいない場合、「それを知ったら辞退されてしまうかも」と考えてしまい、そこは非常に伝えづらいですよね(私もそうでした…)。その「伝えづらい」気持ちが、しっかり伝えないことにつながり、結果として応募者のギャップになっているのでしょう。
2つ目については、積極的に応募者から情報収集をしていないか、またはそれを徹底できていないことが原因です。
それでは、どうしたら良いか?