林修先生のあの言葉、やっぱり正しいようです。メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』の著者で精神科医のゆうきゆう先生が今回伝授してくださるのは、行動力がグングン上がる方法。「どうせいつかやるのなら、今やる」と考えることが大事だと説いています。
どうせ、いつかやるのなら。
あなたには、どうしてもやりたいことがありますでしょうか? こんなときに役立つ、1つの考え方を示します。
集中する方が、成果は上がる。
実は心理学的に「たった1つのこと」に集中し、それを実行する、ということを積み重ねた方が、最終的に大きなことを達成できるとされています。
いわゆる「色々なものごとを並行して行う」というのは、一見するとスゴいことのように思えるのですが、それよりは「一点集中」で片づけた方が、成果はどんどん上がっていくのです。
そのため大切なことは「今やるべきこと」を、1個だけ定めて、それを行うことなのです。
もちろんですが、そのための時間は、そこまで長くなくても構いません。たとえば10分とか15分とかで大丈夫です。そしてそれが飽きたら、そのときは「次」のことをしても大丈夫です。大切なことは、短いあいだは「これだけ」に集中することです。
シメキリがあることは、優先するな。
では、その「やるべきこと」はどうやって決めるか?
よく「優先順位をつけろ!」と言いますが、実際に物事に優先順位を決めるというのは、非常に難しいことです。考えているあいだに「何が一番大切か」ということが分からなくなってしまうことも多いものです。
ここで自分が教えるのは、こんな考え方です。
まず「緊急的なもの」や「どうしてもやるべきこと」というのは、ハズして大丈夫です。極端な話、そういうことは何も考えたりせずとも、必然的に自然にやるものだからです。
たとえば「トイレに行く」とか「食事をする」とか「歯みがきをする」とか。もしくは「本当にシメキリが決まっている仕事」とか。このあたりは、優先順位として組み込まなくても、気づいたら行動にしているもののはずです。
もちろんですが、シメキリを守れない方とか、目の前にリアルにシメキリが近づいて来ている人とかは別ですよ? そういう場合は、もちろんそれを最優先にしてください。ただ現在「漠然と、これから何をしようか考えている」というときに、わざわざそれを優先的にやらなくてもいい、という話です。
時間があるときにも、そういう仕事を先にしたとして…。
その場合、無意識に「でもまだシメキリは先だしなぁ…」と考えてしまいます。そしてその結果、シメキリのギリギリまで、ダラダラと実行することになる危険性もあります。
するとシメキリ前も、やっぱり変わらずその仕事をしていて、結果的にすべての時間が、その仕事によって占められてしまう…ということだってあるはずです。ですので「時間がまだある」とか「精神的に余裕がある」というときに、わざわざそういう仕事を先にしようとしないことです。