9月といえば秋祭りの季節、秋祭りといえば御神輿。その「わっしょい」という掛け声、「和が一緒になる」から来てるってご存知でしたか? そんな神社関係の作法やしきたりなどが満載のメルマガ『開運神社ナビゲーター®西邑清志の「今を生きる為の神道的作法」』最新号では、神霊的視点から見た9月の正しい過ごし方と全国の今月お参りするべき神社が紹介されています。
9月に行くべき神社
9月の第1週目です。むかしは「長月(ながつき)」と言われておりました。今月は中秋の名月も観る事ができますね。神霊的視点から9月を見るとどうなるのでしょう。
「陽」が極まる月なのです。「陽(よう)」が極まり→「陰(いん)」に転換していく月だということが言えます。
「陰」になるとはどういうことでしょう。「陰」つまり、陰(かげ)に隠れていたものが表に顕れてくるということです。
陰に隠れていたもの…、それは、今年の夏に頑張り過ぎた果ての疲れがどっと出てきたり、今まで表に現れなかった病や、今まで表に出なかったくすぶっていた事案が出てきて不祥事になってしまったりすることがあります。
今月9月から来年の3月までは、あまり無理をせずにお過ごしいただきたいと思っております。9月はそれほど重要な月なのだということを意識してお過ごし頂ければ幸いに存じます。来年に向けて着実に物事を進めていただきたいものです。俗に言う「秋口」とはそういうことなのです。
また、町や村のお祭りが多いのも9月です。豊作を祈る秋祭りが行われますね。私の個人的な話で恐縮ですが、私も毎年都内のお祭りで御神輿を担がせていただいております。御神輿に神様の「分魂」を入れ、人間が神様のその御神魂を担がせていただく。とイメージしてしていただくと、御神輿の意味をご理解していただけると思います。
最近は、町の御神輿を担ぐ光景を見ることがありますが、御神輿を担ぐ掛け声が、「そいそい」だとか「そいやそいや」などと、勢いだけは良いのですが、神社の世界はしきたりの世界です。
その「しきたり」から…、江戸(東京)の御神輿を担がせていただくときの掛け声は、「わっしょい、わっしょい」でした。
(御神輿を担ぐ皆の)輪が一緒になる。
(御神輿を担ぐ皆の)和が一緒になる。
→「わっしょい」「わっしょい」との掛け声をかけていたのです。