子供が反抗期を迎えると、親はうろたえてしまうもの。しかし無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者・松尾英明さんは、「反抗したら一安心」として、その理由と反抗期の子供が口にするキツイ発言の受け流し方を紹介しています。
反抗したら、一安心
明橋大二先生講座からの気づき。思春期。「中二の二学期がど真ん中」とのこと。個人差がかなりあるが、平均をとるとこれぐらいだろう。
反抗期が来ると、親はうろたえる。特に、「いい子」で育ってきたはずの第一子の反抗期を相手にする母親はそうである。しかし「反抗したら一安心」だという。どういうことか。
前号「明橋大二先生 甘えると甘やかすの違い」で「甘えることで自立する」という話を紹介した。思春期は甘えと反抗、依存と自立を繰り返す。つまり、反抗できるということは、親がちゃんと育ててきて、自立に向かっている証拠の一つだという。
一方で、不安が強くて反抗できない子どももいる。何が不安かというと、反抗すると親に見捨てられるのではないかという不安である。十分に甘えられず、親からすると手がかからず「いい子」で育ってきた子どもである。これら抑圧の状態で育ってきた子どもは、成人を過ぎてから突如爆発することがあるという。私はこれを聞いて「ずっと爆発をしていない休火山のようなもの」と思った。思春期に「反抗」という小爆発を繰り返していれば、やがて落ち着く。
そう考えると、反抗期も「必要悪」のようなものに思えてくる。教室でも、子どもが悪態をついたり仲間と悪さをし出すようになるのも、同じような意味合いがある。
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