湯呑みの底を見れば分かる。旨い寿司屋、ダメな寿司屋の見分け方

shutterstock_707339665
 

先日掲載の記事「美味しい寿司屋を見抜く方法は? 食品安全のプロがコツを伝授」では、店探しからのれんをくぐるまでの「美味しい寿司屋を見抜くチェックポイント」を紹介していた、無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』の著者で食品安全のプロである河岸宏和さん。今回は、寿司屋の店内で確認すべき項目を記しています。

美味しい寿司屋を探すために のれんをくぐってから

寿司は職人さんの素手で握った寿司をそのまま食べると言う、食品衛生的に考えると考えられない食べ物です。しかも調理場がオープンスペースで、調理工程を見ながら食べる事ができます。

のれんをくぐって、嗅覚を最大限に活用します。魚の生臭さたばこの臭いなどの異臭を感じたお店は、人を探すふりをして、そのまま外に出るべきです。予約してしまって居る場合は、「急用が出来て、断っていいですか」と聞いてみてください。

私は、席の予約だけでなく、コース料理などを予約時に注文した場合は、ある程度のお金をキャンセル時に払うべきと考えています。異臭がしていても、キャンセルの場合は断って支払うべきです。

トイレの状況

寿司は直接手でつまむ物です。店に入って席に着く前にトイレ、手洗い場で手を洗う場所があるかを確認します。もちろん確認だけでなく実際に手を洗います。最近のおしゃれな飲食店では、デザイン優先の手洗いを設置していて、手を充分に洗うだけの水量、大きさが無い場合があります。手洗いが充分に出来ないお店は、店をそのまま出るべきです。

手洗い洗剤があるか、手洗い洗剤は、香料などが強く感じる物でないか、手ふきは、ペーパータオルがあるか、風の出るジェットタオルは、ジェットタオルの清掃が不十分だと乾燥させる風が汚染の要因になってしまうので、使用すべきではありません。

手洗い場などのドアノブなどの手の触れる部分が綺麗に磨き混まれているかを確認して席に着きます。

print
いま読まれてます

  • 湯呑みの底を見れば分かる。旨い寿司屋、ダメな寿司屋の見分け方
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け