会社であれショップであれ、目標は一人の力で成し遂げられるものではありません。周囲の協力があってこそ初めて達成できるということは、皆さんご存じの通りだと思います。では、どうやって信頼関係を構築すれば良いのか? 無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者・坂本りゅういちさんが強調するのは、従業員間における「挨拶」の大切さです。「たった挨拶一つで、なぜ仕事が円滑に進められるのか? 」そんな疑問に納得の理由を教えてくれています。
挨拶は誰にでも
挨拶してますか? お客様に、ではありません。お客様以外の話です。
挨拶は言わずもがな、コミュニケーションの基本です。どんな相手とでも、まずは挨拶を交わすことからコミュニケーション始まっていきます。これは、お客様は当然として、裏方同士も同じことなんです。
にも関わらず、スタッフ同士での挨拶をしないという人を見かけることがあります。同じ職場で働く人たちに挨拶ができなければコミュニケーションを取る気がないのと変わりません。絶対にそんなことをしてはいけないんです。
そして、これは自店だけとは限りません。商業施設など、複数のショップが同居する場所では、周りの店舗のスタッフと顔を合わせる機会が毎日あります。きちんと数字を上げる人、仕事ができる人たちは、そんな人たちとも、しっかり挨拶をします。もちろん、お店を出入りする業者ともです。
そうして、そこからコミュニケーションを取り、お互いの情報交換を行い、自店への貢献をしたり、円滑に業務を進めたりします。これがわかっていない人は、周囲のお店の人たちとコミュニケーションを取れずに、「あの人感じ悪いよね」とか言われてたりします。加えて、周囲の情報もわからないため、自店と比べて何が起きているのか、営業的な情報も手に入らず、徐々に打つ手がなくなっていくのです。
そういう人は、業者にも挨拶ができないので、業務上、業者にお願いをしなければいけないことでも、すごく嫌な顔をされたりしてしまいます。きちんと挨拶をしてコミュニケーションを取れている人は、お願いしたら「あぁ、そのくらいすぐにやってあげるよ」なんて言ってもらえて、得しています。
相手を選んで挨拶したりしていませんか? どんな相手でも、挨拶からコミュニケーションを始めることで、思わぬところで助けてもらえることもあります。日頃から、出会った人には挨拶ができるように準備をしておきましょう。
今日のおさらいです。
・挨拶はお客様や自店スタッフだけではなく、周囲の人たちにも。
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