みなさんは疲れたときや休憩時間などに、何をしますか? その時の行動によって人生がどう変わるのか、メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』の精神科医ゆうきゆう先生がご紹介!そして人生がうまくいくための時間の使い方も必見です。時間がもったいないという意識が、楽しい人生が始まるスタートラインですよ!
疲れたときは?
まずはクイズです。あなたは仕事や勉強に疲れたとき、どんな行動を取りますか?
1「眠る」
2「外を散歩する」
3「楽しいコトを考える」
4「読書をする」
5「ネットサーフィンをする」
その答えは本当に正しいか、知りたいですか…?今回はそんな「理想的な休憩方法」の話をお届けします。
休みは、受動的?積極的?
実は心理学者であるセーチエノフによると、「休憩のときは、ただ漠然と何もせず休むより、他の積極的な行動を取った方が、ずっと気持ちが休まり、精神的に良い」のだそうです。これを、提唱した心理学者の名前をとって「セーチエノフ効果」と呼びます。
実際に休憩には「受動的休憩」と「積極的休憩」の二種類があるとされています。実際、多くの方が、休憩といえば、ただボーッと休んでいたりします。
それこそイスによりかかったり、机に顔を伏せて、寝ていたりする人もいます。これはもちろん「受動的休憩」です。
いえもちろん睡眠不足であれば、それもしょうがないんですが…。しかしただ漠然と「仕事をしない」という意味でしか寝ていないのなら、あまり良くありません。
また「漠然とネットサーフィンをする」というのも、一種「受動的」です。それよりは、とにかく積極的に何か別のことをすること。たとえば
「読書をする」
「花に水をやる」
「歩く」
などがあります。これらが「積極的休憩」です。
もちろん内容は何でもいいので、「何か別のことを『積極的に』する」ということが大切なのです。
一つ一つは…?
ですのでそれを踏まえて、一つ一つを見てみましょう。
1「眠る」
これは受動的休憩となります。睡眠不足でないかぎり、あまりいい選択肢ではありません。ただ実際、人は15分程度の睡眠をするだけでも、気持ちはだいぶラクになると言われています。そういう意味では、ちょっとした睡眠はOKです。ただ、休むイコール睡眠、という場合は注意が必要かもしれません。それよりは、積極的に何かの行動をしてみてください。また人は昼ご飯を食べ過ぎると、眠くなったりしてしまいます。もし午後は必ず眠くなる、という場合、昼ご飯の内容で、野菜やタンパク質を多くとり、ご飯を少なめにしてみてもいいでしょう。
2「外を散歩する」
これは積極的休憩です。とにかく体を動かすことは、気持ちをリフレッシュさせる意味でも、とても重要なことです。もちろん疲れては意味がないので、せいぜい10分程度、と心がけてみてください。散歩が面倒でしたら、ちょっとしたストレッチくらいでも構いません。
3「楽しいコトを考える」
妄想です。このこと事態は悪くありません。しかしまぁ、ただ単にボーッとしてるだけで終わってしまう危険性もあります。その場合は、もう少し積極的に何かの行動をしてみてもいいのではないでしょうか。考えるより動くことが大事です。
4「読書をする」
これは積極的休憩と言っていいと思います。くわえてただ漠然とマンガや雑誌を読む…などではなく、純粋に興味のある書籍を、勉強という気持ちで読むのなら、なおさらGOODです。これによって気持ちも活性化されますので、元の仕事などに戻ったときに、より集中して行うことができるのではないでしょうか。
5「ネットサーフィンをする」
これは自分としては、受動的休憩であると考えます。積極的に何かを調べて知識をゲット…というのならいいのですが、ただ「SNSで友達の日記を見る」とか「ニュースサイトを見る」くらいであるなら、あまり良くありません。もちろん「やるな」とは言いませんが、休み時間すべてを使うのではなく、5分くらいのちょっとした遊びと割り切って、それ以外は、何か自分自身のやりたいことを積極的にするようにしてみてください。