22日、アメリカは中国とロシアに経済制裁を課すことを表明しましたが、これは一体なぜなのでしょうか。また、一部で今も恐れられている「第3次世界大戦」の可能性は…?無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係研究者の北野幸伯さんが、「米・中・ロ・朝」の今を、わかりやすく解説します。
アメリカ、中国・ロシア企業を制裁
相変わらず、世界最大の問題は、北朝鮮です。これに絡んでアメリカは、中国・ロシアに制裁を課すそうです。なぜ?
<米国>中露企業に制裁 北朝鮮と不正取引 石炭輸入など
毎日新聞 8/23(水)0:50配信【ワシントン会川晴之】米財務省は22日、北朝鮮の核・ミサイル開発に関わる不正な取引をしたとして中国やロシアの企業など10社6個人を制裁対象に加えた。米国企業と取引ができなくなるほか、米国内の資産が没収される。
「北朝鮮の核・ミサイル開発に関わる不正な取引をした」中国とロシアの企業・個人が制裁されるそうです。アメリカ企業と取引ができなくなり、米国内の資産が没収される。
制裁対象となったのは、2016年までの3年間に北朝鮮から5億ドル(約550億円)相当の石炭を輸入した中国企業3社や、北朝鮮にガソリンなどの石油製品を販売したロシア人3人、シンガポールの企業2社など。
(同上)
北朝鮮から石炭を輸入した中国企業。北朝鮮に石油製品を販売したロシア人。このアメリカの行動について。ロシアは、制裁慣れしているせいか、反応していません。しかし、中国は…。
中国はただちに反論。中国企業を罰するという「間違いをすぐに正す」よう求めた。
(BBC News 8月23日)