仕事をしている身であれば、毎日のように訪れる「人に何かを依頼する」というシチュエーション。しかしその手段がメールとなると、感情が伝わりづらいこともあり、どうも角が立つような気がしてしまうことも多いかと思います。今回の無料メルマガ『仕事美人のメール作法』では著者の神垣あゆみさんが、そんな事態に陥ることが無いような「お願メールの模範例」を紹介してくださっています。
角の立たない言い回し 依頼する際の基本
受け取ったメールにムッとしたり、カチンときたりしたことはありませんか? メールは感情やニュアンスが会話ほどには伝わりません。相手に気を遣って書いたつもりでも高圧的になっていたり、命令調になっていたりすることがあります。そこで今回は「依頼する」場合の角の立たない言い回しを紹介したいと思います。
依頼の際にまず覚えておくとよいのが
「~してください」⇒「~していただけますか」
への変換です。例えば、社外の相手に修正を依頼する場合
下記の点を修正してください。
↓
下記の点を修正していただけますか。
送付を依頼する場合
販促用チラシを20部送ってください。
↓
販促用チラシを20部ご送付いただけますか。
社外や目上の相手に依頼のメールを送る場合、「~してください」だと命令調になりますが、「~していただけますか」と問いかける言い回しにするとメールの印象が和らぎます。
さらに「恐れ入りますが」といった緩衝材になる言葉を添えるとより丁寧な一文になります。
恐れ入りますが、下記の点を修正していただけますか。
お手数ですが、販促用チラシを20部ご送付いただけますか。
書き言葉では、言いまわしを変えたり、言葉を添えたりすることで気持ちや気遣いを伝えることができます。
もうひとつ覚えておきたい、「~していただけますか」の応用的な言い回し