あなたの家のお盆飾り、間違っていませんか?
13日より迎えたお盆。ご先祖や亡くなったご家族の御霊を迎える行事です。そんなお盆ですが、一体どのようにして始まったのかご存知でしょうか。
調べてみると、その由来は、お釈迦様の弟子の一人、目連尊者(もくれんそんじゃ)の母が、死後、餓鬼道に落ち苦しんでいたことから始まります。そこでお釈迦様に相談すると、「夏の修行が終わる7月15日に僧侶を招き、供え物をして祈るとよい」と答えたそうです。そしてこの功徳によって、目連尊者の母は、ようやく極楽往生をとげることができたのでした。
それ以来、旧暦の7月15日は、ご先祖の霊をお迎えして感謝と供養をささげる日となったそうです。
そして日本では、奈良時代の西暦606年に初めてお盆の行事が行われ、8世紀ごろには風習として広まった。といわています。(※由来などは諸説あります)
せっかくのお盆ですから、御霊にも気持ちよく帰ってきてほしいもの。でも各都道府県や宗派によっても違うと聞くし、一般の人は正式な作法なんて聞いたことないですよね? そもそもお墓参りっていつ行けばいいのか? お盆飾りはいつ片付ければいいのか? そんなお盆の準備や作法に関して、以下の8つ悩みが寄せられるそうです。
1 盆提灯を飾る場所が無い
2 場所が無いので小さいサイズはないのか
3 仰々しくなくスッキリ(シンプル)させたい
4 提灯は1対でないといけないのか?
5 最低限必要なものは何か?
6 いつから飾りはじめて、いつ片づけるのがいいのか?
7 お墓参りは何日にいけばいいのか?
8 お盆のお迎えの仕方がわからない
核家族化が進み、相談できる親族が身近にいなくなっているという環境の変化もあるようです。でも、そもそも正式な作法なんてあるのでしょうか? というわけで今回は、お盆行事に詳しい「仏壇のはせがわ」に「お盆の悩み」について聞いてきました。
質問に答える安藤さんは、お仏壇販売数社内NO.1のカリスマ販売員。約2500~3000基のお仏壇を売ってきたそうです。