田園調布、芦屋、成城学園前といった「憧れの高級住宅街」が今、ゴーストタウン化の危機に陥っているようです。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者の廣田信子さんは、近年これらの地区が抱える高級住宅街ならではの苦悩を紹介し、「これは都市部の住宅問題の象徴」であると警鐘を鳴らしています。
「田園調布」がゴーストタウンに?
こんにちは! 廣田信子です。
「田園調布に家が建つ」。そんなギャグが流行ったことがありました。調べていたら1980年のこと、星セント・ルイスという漫才コンビによるものです。そのくらい田園調布に家を持つというのは成功の証、誰ものあこがれだったわけです。
その田園調布の高級住宅街に空き家が増えゴーストタウン化するのでは…と危惧され、最近、その様子がテレビなどで取り上げられています。何だか、感無量です。
田園調布に限らず、誰もが知っている高級住宅地である芦屋、成城学園前、目黒なども、土地が高くて売れない家が放置され、高級住宅街としての質を維持するのが危ぶまれる状況があるのです。
そこには高級住宅地ならではの苦悩があります。