布団のダニは水だと4%しか死なない。家電コンシェルジュが対策を伝授

 

ダニは人のフケや垢、食品カスを餌にするそうですから、清潔な寝具や衣類、住居を保つことが最低条件。でも、単に掃除機をかけただけではダメなようです。床の上だけをきれいにしてもフンなどの軽い物質はふとんの上げ下ろしだけでも舞い上がってしまい、それを吸引することでアレルギーを引き起こしたりするのです。

シーツやカバー類をこまめに洗濯をすればいいのかなと思ったら、なんと水での洗濯ではわずか4%程度しか死滅しないとのこと。高めの温水で洗わなければダニは死滅しないのですね。このあたり、パナソニックのドラム式洗濯機がお湯洗いによるダニ対策をアピールしていたことを思い出させました。

また、布団乾燥機も50℃以上の高温で20~30分以上、使用してこそ、ダニの死滅に効果があるとのこと。そして、大切なのは、死滅したダニをきちんと吸い取るために、「ふとん乾燥機」+「掃除機での吸引」の組み合わせがポイントになることも忘れてはなりません。生きたダニは掃除機で吸い取ろうと思っても、どんどん布団の奥に入ってしまって吸引できるのはわずかな量のため、「死滅+吸引」をしないと意味がありません。

アース製薬では布団や枕、ぬいぐるみやソファなど、毎日触れるものに潜むダニを簡単に処理(駆除)させる薬剤として「ダニアース防ダニスプレー」を発売しています。速乾性のスプレーのため、1時間ほどで乾くので、その後で掃除機で吸引すればその後予防効果が1か月続くのだといいます。

「肌にやさしい成分を使っているので、掃除機で吸引後はそのまま寝たり、肌に触れても大丈夫」だと言っていましたが、防虫剤を吹き付けた寝具に寝るのは抵抗があるのが正直なところ。ふとん乾燥機でしっかりと死滅させた後で掃除機で吸引する方法のほうが安心なような気がします。もしくは、高温のお湯で洗う方法がいいのかもしれません。

昆虫ではなく、クモの仲間だというダニ。アレルギー対策のために神経質にならざるを得ないのかもしれませんが、冬でも高温多湿の環境を作っている私たちの暮らし方にも何か問題があるような気もします。はてさて、あなたはダニ対策どうしますか?
(神原 サリー)

image by: Shutterstock

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