シーズンオフやブレイク期間を利用して世界各国を強行スケジュールで飛び回る本田圭佑のビジネスツアーに密着する、本田の有料メルマガ「本田圭佑『CHANGE THE WORLD』」の人気コーナー、「密着“本田圭佑ビジネスツアー”」。
前回に続き、MAG2 NEWSでは今回も、その内容の一部を特別に公開いたします。
本田圭佑自身が取り組む教育事業活動や各国でどんな動きをしているのか、いままで明かされることがなかったツアーの様子やビジネスマン本田圭佑の姿を、本人の名言とともにご紹介します。
2016年初夏、年に2度のビジネスツアーのうち、本田が最初に降り立ったのは日本のお隣である南国・台湾。「サッカーを通して子供たちに夢を持つことの大切さを伝えたい」という想いのもと、世界各国で開催しているサッカークリニック(スクール)の会場へ向かう途中、「スクールは現役のうちにやりたい」と語っていた本田。このあと、本田は汗ばむほどの蒸し暑さが続く台湾で、どんな夢を語ったのでしょうか?
密着“本田圭佑ビジネスツアー” in 台湾 Vol.2
宿泊先のある北投温泉のホテルから、スクールの台北会場であるスタジアムに到着した本田。
そこには、台湾の現地テレビ局の取材班が待ち構えていました。そのインタビューでも、本田は自身のサッカースクールに対する心の内を、通訳に気をつかいながら語り始めました。
- なぜ台湾でサッカークリニックを開催しようと思ったんですか? 日本でサッカースクールを始めた理由も教えてください。
「もともと子供たちに夢を与えたいと思って、サッカースクールをやり始めました。同時に思ったのが、現役だからこそ意味があるということ。現役を辞めてからスクールをやる人は、今までもたくさんいたんですね。でも、子供たちって正直だから、引退した選手から何か言われても、そこまでインスパイアされない。
だから僕は現役のうちにサッカークリニックやスクールをやりたいと思い、4年前に始めました。日本の子供たちだけでなく世界の子供たちに目を向けていて、ドイツ、オランダ、ベトナム、タイ、中国などで開催してきました。
台湾はこれからサッカーの人気が高まる可能性が大いにある。その手助けをしたいと思って、ここにきました」
ここでも、「現役」のうちにスクールをやることの意味について語った本田。さらに、話は台湾でのサッカースクール設立の可能性、スクールのメインターゲットを小学生にした理由についてにまで及びます。
- 台湾でサッカースクールを創立する可能性はありますか?
「もちろんです。それを計画しています。
いつというのは言えないんですけど、近い将来、我々のサッカースクールを台湾に上陸させたい。
子供たちがサッカー選手を目指すきっかけづくりをしたい」
- 今回のイベントには、たくさんの小学生が来ています。なぜ小学生向けのクリニックにしたのでしょう。また、これからサッカーを学ぶ子供たちにアドバイスをお願いします。
「小学生をメインターゲットにしているものの、小学生の前からサッカーを教えたいと思っているんですね。我々のサッカースクールは4歳から通えるようになっている。
理由はすごくシンプルで、年齢が若ければ若いほど吸収力があるから。一番大事な技術は、大人になってからでは身につかないと言われている。できるだけ若いときに教えたい。
アドバイスしたいのは、子供のときに技術面をしっかり磨くこと。誰よりもボールを触って、両足で扱えるようにすることが大事だよ、って伝えたいですね」
この短いやり取りを見ただけでも、本田が後進の育成に並々ならぬ思いを抱いていることが伝わってきます。
取材を終え、ユニフォームに着替えると、スクールに集まった台湾の子供たちが待つピッチに向けてゆっくりと歩き出した本田圭佑。
この台湾ビジネスツアーで、彼は何を教え、何を教わり、何を得たのでしょうか?
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image by: HONDA ESTILO