国同士は微妙な関係な日本と中国ですが、個人レベルでは仲良くするに越したことはありませんよね。来日して懸命に仕事をしている、勉学に励んでいる中国人に、おもてなしと思いやりの国の住民だったら、何か一言かけて日本の印象を上げることも大切ではないでしょうか。無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』の日本人著者・ジンダオさんが、たった一言でネイティブ感が増し、中国人の心をほぐす単語を紹介してくださっています。
たった二文字でネイティブっぽくなる中国語単語のご紹介。
読者の方からこんなメールが。「お仕事の関係で中国人留学生と交流が生まれ、中国や中国語に興味を持って中国語学習を開始しました! まだ勉強中で実際に話そうとしても言葉が出てこない」と言う趣旨。
「素晴らしい!」。交流を通じて興味を持つ、そして行動に移す。非常に大切な事だと思います。私自身が勉強になりました。それに中国語を覚えていく中で、どうしても一言を発する事ができない、これは私も同じ道を通って来たのでよく分かります。実は難しく考える事は無く、たった一言でも良いので、「相手に何かを伝える」という気持ちが重要になってくると思います。
今回の日本帰国で私の恩人に会うチャンスがありました。その方は、ほんの少しの中国語単語が話せるのですが、日本のコンビニや居酒屋などで働く中国人を見かけると一言だけでも中国語を発するようにしているそうです。話しかけられた中国人の顔色はパーっと緩み、そのあと笑顔で対応してくれるのだそうです。そりゃー嬉しいでしょうね。たぶん日本人が中国語話せるなんて、これっぽっちも思っていないでしょうから。「想像を超えた所に感動が生まれる」よい例だと思います。
今回は趣旨を変えて、一言でネイティブ感が増す中国語の紹介です。
中国人の心をぎゅーっと鷲掴みする一言フレーズ
我来、我来(wǒ lái、wǒ lái) 私がやります。私が対応します。
相手が荷物を持とうとした時に、自分(私)が率先して手伝う時に「我来、我来」。相手がコップにビールを注ごうとした時に、自分が相手のコップに注ぐ場合に「我来、我来」。支払い時に、自分が相手の分も一緒に支払う場合に「我来、我来」。
「我来(wǒ lái)」だけで良いのですが、繰り返す事で、更にネイティブ感が強まります。
加油! (jiā yóu) 頑張って
コンビニや居酒屋で働く中国人を見た時に、去り際に一言「加油! 加油!」 。ちょっとアレンジして「工作(gōng zuò)仕事」を加え「工作加油」で「仕事頑張って!」 。私の恩人がよく使っている表現の一つです。
帮助 (bāng zhù) 助けます。手助けします。
相手が何だか困っている! そんな時に使える単語。より具体性を持たせるには「我帮助你(wǒ bāng zhù nǐ)」私は貴方を助けます」と言う表現を。
中国語の挨拶を知っておく事も必要ですが、挨拶ばかりでは先に進めません。こんなチョットした表現を知っていると、相手の中国人も心を許してくれると思います。
【ジンダオのここだけの話】
草の根活動といいますが、メルマガ読者の方の行動は素敵と思います。出会った中国人の方も良い人だったのでしょうが、感化されて中国語を覚え始めたという行動がまた素敵♪
こうやってお互いの関係が少しでも、深く良くなっていければと思います。