不気味なほどの的中率。村井教授のMEGA地震予測が支持されるワケ

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東日本大震災から丸6年が経過しましたが、依然としてその余震活動は続いており、さらに発生が近いとされる「南海トラフ巨大地震」をはじめ、小田原沖周辺など新たな巨大地震の発生が囁かれているエリアは多く、予断を許さない状態が続いています。そんな中、最新の地震予知・予測の手法を用いて、数々の地震発生を的中させている人物が、フジTV系『Mr.サンデー』や雑誌『週刊ポスト』など数多くのメディアにも頻繁に取り上げられ、話題を呼んでいる村井俊治東大名誉教授です。村井教授が顧問を務めるJESEAジェシア(地震科学探査機構)の発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』は、2015年に発生した震度5以上の地震の兆候を捉え注目を集めました。村井教授とは誰か、『MEGA地震予測』は何がすごいのか? 次の巨大地震は何処と予測されているのか? 分かりやすくまとめてみました。

地震予知はオカルトなのか?

よく、地震予知・予測の話を聞くと、頭ごなしに「眉唾だ」「オカルトじゃないの?」と決めつける人は多いのではないでしょうか。しかし、最新の地震予測の精度は、科学技術の進歩により確実に上がっています。ピンポイントで日時や場所の指定まではいたっていないものの、震度5以上の地震の前兆を捉えている研究者は、数こそ少ないものの確実に存在しており、簡単に「オカルトだ」と決めつけるのは早計のようです。

地震は増えている 

あの3.11から6年が経過していますが、日本列島における地震は確実に増えています。気象庁のデーターベースを元に、2016年の震度5弱以上の地震を過去76年間で比較して見ると、2016年の震度5弱以上の地震は「33回」と、2011年(71回)、2000年(45回)に続く、過去3番目の多さであることがわかりました。2017年に入ってから地震の回数は減っているように見えますが、これは巨大地震が発生する前の特徴でもある「静穏期」に入ったから、と地震予測の研究者たちはみています。

村井俊治東大名誉教授とは?

村井俊治・東京大学名誉教授は、もとは地震学の専門家ではなく、「測量工学」の研究者でした。村井教授は、専門の測量工学が地震予測に応用できるのではないかと考え、地殻変動と地震発生の相関関係を調べたところ、過去に発生したM6以上の地震162件のうちのすべてで、発生前に「地殻変動の異常」があることを突き止めました。村井教授は、地震の多い日本に「地震予測」は欠かせないものであると考え、2013年1月に「JESEAジェシア(地震科学探査機構)」を立ち上げ、メールマガジン『週刊MEGA地震予測』の配信をスタートさせました。

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顕著な功績を残した世界の10人に選ばれる

村井教授は、測量工学の国際的な学会の会長職などを歴任し、2017年1月にはこの分野において顕著な功績を残した「世界の10人」に選ばれるなど、数々の輝かしい実績を残してきました。村井教授が全くの「畑違い」とも言える地震予測の研究を始めたのは、長らく勤めた東京大学を定年で退官した後の2002年のことでした。

MEGA地震の予測は何がすごいのか?

村井教授が注目したのは、国土地理院が全国1300カ所に設置している「電子基準点」のデータです。電子基準点とは、地殻変動の監視、各種測量の基準点として利用されているGPSデータ。ここから送られてくるデータによって、設置された各地点の地表が水平・垂直にどれだけ動いたかが分かるとのこと。村井教授らは、この電子基準点から得られるデータを元に「地震予測」を行い、予測された地震発生直前のメルマガで「警戒・注意」を呼びかけました。

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震度5以上の地震の前兆を捉えていた

2016年1月6日発行のメルマガでは、2015年に発生した震度5弱以上の地震を振り返って補足検証したところ、2015年に発生した震度5弱以上の地震10件を、村井教授らJESEAの地震予測はその前兆を捉えていました。

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NTTdocomoもMEGA地震に協力

NTTドコモは2016年3月より「精度の高い地震予測」を目指して、村井教授が率いるJESEAと提携。衛星を利用して地殻の変化を捉える装置を全国16カ所の携帯電話基地局に設置し、収集したデータをリアルタイムで提供しています。実は国土地理院の電子基準点からは、丸一日分の動きを平均化したデータしか得ることができません。ドコモと協力した電子観測点は、その地点がどのように動いているのかを細かく観測することが可能。国土地理院が建てた電子基準点からのデータに比べてタイムラグなしで得ることができ、すぐ分析にまわすことができるのです。

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最も警戒度の高い“レベル5”は南関東

メルマガ『週刊MEGA地震予測』で、最も警戒度の高い“レベル5”に唯一指定されている(2017年4月現在)のが、「南関東周辺のエリア」です。さらに、昨年9月から静かな状態(静穏期)が続いており、これが長く続くほど地震の規模も大きくなると言われています。

↑2016年に南関東周辺で発生した“一斉異常変動”

↑2016年に南関東周辺で発生した“一斉異常変動”

なぜメルマガなのか?

ブログやSNS、アプリケーションなど、さまざまな情報の発信方法がある中、なぜ村井教授らJESEAは、メールマガジンという手法を選んだのでしょうか? ブログやSNSは読者自らがそのページにアクセスしなければならず、その点、毎週手元に届くメルマガは、村井教授らの伝えたい情報発信方法に合っていると考え、メルマガという手段を採用したそうです。

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村井教授がメルマガ『MEGA地震予測』にかける思い

「地震予測の世界はまだ発展途上ですから、予測が外れてご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。しかし“異常を公表するも外れる”のと、“異常を公表せずに被害者が出てしまう”のとでは、後者のほうが罪深い行為だと思うのです。予測が当たる、当たらないといった声に惑わされることなく、もし異常を見つけたら恐れずに“異常である”と発信する姿勢を貫いていきたいと思っています」

image by: JESEA, Kotaro Minamiyama

JESEA(地震科学探査機構)この著者の記事一覧

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東日本大震災以降、地震予知・予測の必要性が問われています。JESEAジェシア(地震科学探査機構)は、測量工学的アプローチで地震の前兆現象を捉え地震を予測します。東京大学名誉教授の村井俊治先生の研究技術により、国土地理院が設置した全国1300か所の電子基準点のデータを解析し、過去の地震の震源、震度、マグニチュード、被害の程度などとの相関分析を行い、地震の前兆現象を捉え地震予測を提供しています。

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