ジャンルを問わず「いつか自分の本を世に出したい」と考えている方、意外と多いのではないでしょうか。無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんは、自身が「本を出したい」と考え始めてから実際に出版に至るまでの流れを振り返り、最低限必要な「2つのステップ」を紹介しています。
本を出したいあなたへ
これまで様々な出版社の方々と話をした。出版社は、本や雑誌の原稿を書ける人を常に探している。枠はあるが、それを書ける人がいないというのが出版社の現状である。つまり、市場にチャンスはいくらでもある。問題は、書けるかどうかである。
教師の仲間にも、本を書きたいという人は多い。しかし「もう書いたのある?」と聞くと、9割強の人は「それはまだ」という。私のように「普通のレベルの人」ならば、それじゃダメなのである。
いつか書きたいのではなく、今何か書いておかないとチャンスは掴めない。稀に才能に溢れた人がいて、待っていても「書きませんか」と声がかかる人がいる。非常に優れた実践家であり、周りが放っておかない人である。自分がそれに当てはまるなら、待っていても大丈夫である。しかし、そうでないなら、予め書いておくことである。これが第一のポイント。
「いつか自分の本を出したい」という人が知っておくべきもっとも重要なポイントとは
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