傷は舐め合うな、自分で治せ。同じ境遇の人との繋がりなど無駄

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いわゆるビジネス交流会などで、同じ境遇、同じ悩みを抱えた人とばかりつながりを持ってしまう…。たしかに話は合うでしょうし、そのような人に囲まれていれば居心地もいいかもしれません。しかしそれでは成長など見込めないとするのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんはそのようなつながりの無意味さを指摘するとともに、ビジネスシーンにおいて刺激し合える「本当の仲間」を見つけるためにすべきことを記しています。

傷の舐めあいになってませんか?

起業したての人に特に多いのですが、ビジネスに関する不安や悩みを抱えると、「同じような境遇にいる人は他にいないか?」「自分と同じような悩みや不安を持っている人はどう対処しているのか?」などと気になり、ビジネス交流会なんかに出かけそこでたまたま名刺交換をした人なんかと「ぜひ情報交換しましょう」てなことで仲良くなったりします。

しかし…、そうした所からはじまった関係というのは、ほとんどが跡形もなく自然消滅していきます。悩みや不安を抱えた人同士、情報交換っていったところで、

A「こうこうこういうこで今悩んでいるんですよ」
B「私もなんですよね」
A「なにかいい方法ってないもんですかねぇ~」
B「ほんとですよねぇ。そういった情報があったら教えて欲しいですよねぇ」

なんて、互いの悩みごとや不安なことを確認し合い、「あ~自分だけじゃなかったんだ」「やっぱり同じように悩んでいる人はいるんだなぁ」などと、妙に安心してしまいそこで終っていくのです。

あるいは、今後のビジネスに必要な人脈を築こうと名刺を配りまくったところで、結果、なんの人脈にもならないなんてケースがほとんどです。

また、懇親会や交流会などを自ら企画、開催してみたものの、フタを空ければ仲間内の馴れ合いが楽しいだけで、決して建設的な場ではなく、回を重ねる度に、次第にみんな離れて行く。結果「あの会は一体なんだったんだ?」ってことに、なんていうケースも少なくありません。

ですので、悩みや課題を解決するために自分と同じような心境・境遇で集まっている場所に出かけて、その場で安心や満足をしていては全く意味がありません。小学校や中学校なんかのマラソン大会で一緒にゴールをしてくれる仲間を探して、ゴールをするのが楽しい、とか、自分のことを分かってくれる仲間というのを、「大変ですよね」「ほんと、大変ですよね」って返してくれる人をほんとの仲間だと思って人脈が出来た! と喜ぶレベルです。

それでいいって人は、それでいいんでしょうけど、でもそうゆうのって、結局、ぬるま湯にどっぷり浸かっているだけで、成長や学びになりませんし、悩みや問題が解決されるわけでもない。ほんとの仲間を見つけることも出来ません。

ほんとはそうした馴れ合いから脱しないとダメだなと感じているのに、あまりに居心地いいので、そこから中々脱する事が出来ない。そんな人をこれまでにもたくさん見てきました。

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