ここにも東芝の影? サザエさんの視聴率が急降下した本当の理由

 

7000億円を超える特損を発表した東芝の「筆頭スポンサー降板劇」が噂されるなど、身辺が穏やかではない国民的アニメ「サザエさん」。最近では視聴率も低下気味とのことですが…、無料メルマガ『幸せなセレブになる恋愛成功変身術!』では、なぜこれまで私たちがサザエさんを支持していたのか、さらにその視聴率が落ちつつある原因についても考察しています。

なぜ日本人は「サザエさん」を観てしまうのか?

マンガやアニメもキャラクタービジネスの一種です。登場人物の人気はそのまま作品全体の魅力に直結します。

特にマンガなどの場合、読者の「アバター」を意識する必要があります。人はマンガを見るとき、無意識のうちに自分のセルフイメージに近いキャラと同化し、そのキャラをアバターとみなします。

たとえば女の子が「ドラえもん」を読むときには、アバターはしずかちゃんであることが多く、「クレヨンしんちゃん」ならネネちゃんであることが多いのです(ひまわりだと小さすぎる)。

だいたい自分自身と同性で年齢の近いキャラが無意識のうちにアバターに選ばれます。特にしずかちゃんは、のび太から出木杉に至るまで男子全員の憧れを独占する「絶対的ヒロイン」です。女子にとってひとつの理想像であることは間違いないでしょう。

もしも「ドラえもん」にしずかちゃんが登場しなければ、どんなに話が面白くても女の子はほとんど「ドラえもん」を見ないと思います。実際に中学生くらいになると、あまり「ドラえもん」を見たいとは思わなくなるはずです。それは、内容が小学生向けであるというだけでなく、アバターとして感情移入できる適当なキャラがいなくなってしまうからなのです。

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