結婚式や葬儀をはじめとする「冠婚葬祭」。服装、のし袋や所作など気を付けるべきマナーがたくさんありますが、最近の若者は「冠婚葬祭」についてどのような意識を持っているのでしょうか?
そこで今回、2017年2月1日~2月3日までの期間において、20代~40代の男女500名(男性250名/女性250名)を対象に「冠婚葬祭」についてアンケート調査を実施。このたび、そのアンケート結果が発表されました。
まずはじめに、「冠婚葬祭」の言葉の意味を知っているか聞いてみたところ、なんと19%もの人が言葉自体を知らない、もしくは意味を知らないと回答しました。日本人にとって常識とも言える「冠婚葬祭」が、若者の間では深刻な“冠婚葬祭離れ”が進んでしまっている現状が明らかとなりました。
この“冠婚葬祭離れ”と同様に、最近では人生の門出を祝う結婚式においても“結婚式ばなれ”が進んでいると言われています。そこで、結婚式を行いたいか聞いてみたところ、50.2%と半数もの人が、結婚式を「行いたくない」と回答。式の準備などが大変そうであまり気が進まないという気持ちがあるかもしれませんが、中には「絶対に行いたくない」という人が12.4%いたことも驚きです。
世間一般的には親しい友人の結婚式には参列するのが“常識”というイメージが強いですが、今回の調査で「友人の結婚式への参列」について聞いてみると、なんと4割近くの人が「どちらかというとしぶしぶ参加する」「しぶしぶ参加する」「参加しない」と回答する驚きの結果に。
一方、お葬式に関してはどうでしょうか。どの方のお葬式に参列しなければならないと考えているのか尋ねてみたところ、「父・母」や「兄弟姉妹」に関しては参加しなくてはならないと考えている人が多い一方で、「恩師」「会社関係」「友人」といった血のつながりのない人や、血縁者でも「叔父叔母」など比較的縁の薄い人のお葬式に関しては参列する意識が低いことが分かりました。
次に、「冠婚葬祭」のマナーを理解していない人に対してどう感じるか質問したところ、7割以上の人が、「仕事ができなそう」「モテなそう」と回答。“冠婚葬祭離れ”が進むアンケート結果に反して、マナーを理解していない人に対しては冷ややかに捉えているようです。マナーを理解していないことについて良くないイメージを抱きつつも、事前の準備が甘く失敗した経験があるという人が3割近くいることも明らかになりました。「用意しなければならないものを把握していなかった」「服装を間違えてしまった」といった失敗例が最も多く、日頃から服装など備えておいたり、マナーについて再認識しておく必要性が感じられる結果となりました。
今回のアンケートでは若者たちの「冠婚葬祭」への意識の希薄化が浮き彫りとなりましたが、そんななか、異例の再生回数を記録しているのが、「冠婚葬祭」の大切さや電報のの便利さや様々な活用シーンを伝えるべく公開されたスペシャルムービー「でんぽう姫とおとぎ話」。
この動画の歌・作画・声優を担当しているはいだしょうこの抜群の歌唱力と異次元すぎる絵によるギャップが生み出す摩訶不思議な世界観がSNSなどで話題になり、現在動画の再生回数は69万回を突破しています。アンケート結果とともに、この動画にも注目です。
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記事提供:EntamePlex