NASAの「太陽系外の惑星に関する発見」を予想する
NASAは2017年2月22日(日本時間は23日未明)、「太陽系外惑星についての新たな発見」について記者会見を開催すると公式サイトでアナウンスした。
New discovery! We’re announcing new findings on planets orbiting other stars tomorrow at 1pm ET: https://t.co/TMQHR81RRC Q? #askNASA pic.twitter.com/XrGdHJXXmT
— NASA (@NASA) 2017年2月21日
系外惑星について何かしらの発見
私、クマムシ博士はこれまでに「ヒ素をDNAに取り込む細菌」や「火星表面に液体の水」、そして2016年には「エウロパの間欠泉」など、NASA発表の予想を的中させてきた。このイベントは恒例になりつつあり、NASAが会見をアナウンスすると、現役のNASA職員からも予想について聞かれるようになった。
NASAからの系外惑星に関する何らかの発表が、アメリカ東部時間水曜日13時(日本時間木曜3時)にあるそうです!
僕の予想:系外惑星トランジット時のスペクトル分析から、惑星大気に酸素が見つかった!@horikawad どうでしょう?https://t.co/7EpzBuV1fo— Hiro Ono / 小野雅裕 (@masahiro_ono) 2017年2月21日
NASAからの系外惑星に関する何らかの発表が、アメリカ東部時間水曜日13時(日本時間木曜3時)にあるそうです!
僕の予想:系外惑星トランジット時のスペクトル分析から、惑星大気に酸素が見つかった!@horikawad どうでしょう?
ちなみに、小野さんのようにNASA内部の人だからといって、今回の会見内容を知っているわけではない。NASAにはセンターがいくつもあり、同じセンター内でも部署や専門分野が異なれば、発見内容を知る由もない。私も以前NASAに所属していたが、今回の件については、もちろん何も知らされていない。
さて、今回の発見は「太陽系外の惑星」、いわゆる「系外惑星」に関するものであることが、NASA公式サイトで明示されている。実は、2016年にも系外惑星について同様の記者会見が開かれ、このときは1000を超える多数の系外惑星が認定された、という内容の発表だった。
●多数の系外惑星はどのように認定されたか(クマムシ博士のむしブロ)
しばしばNASAの記者会見アナウンスでは、「ヒ素細菌」のときのように「重大な発見」など、その重要性を強調する形容詞がつけられるが、今回はそのような大げさな感じはない。また、前回の「エウロパ間欠泉」のように、わざわざ記者会見するのかわからないような、科学的インパクトがそれほど大きくない成果を発表することもある。
ただ、今回は科学誌Natureに発表する研究成果ということで、科学的インパクトはそれなりに大きく「セクシー」な内容と思われる。