最強の陰陽師・安倍晴明を祀る京都のパワスポ「晴明神社」のご利益

kyoto20170216
 

毎週京都の魅力を届けてくださる無料メルマガ『おもしろい京都案内』。今回紹介されているのは、マンガや映画で一大ブームとなり、今も女性を中心に大人気の陰陽師・安倍晴明と、彼に由来する「晴明神社」です。安倍晴明とはどのような人物だったのか、そして近年パワースポットとして注目を浴びる晴明神社の成り立ちや御利益などが詳しく記されています。

平安時代のスーパースター陰陽師・安倍晴明

数年前、マンガや映画などでブームになったので「陰陽師(おんみょうじ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか? この陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)に由来する神社と言えば、晴明神社です。

平安時代、月や星の動きなどから読み取る天文現象は天からのメッセージとされていました。国を治める天皇は、天災などを回避する方法としてその意味を陰陽師から聞いていたのです。陰陽師はいわば権力者に大事な助言をする重要な立場だったのです。その陰陽師の中でも歴史上最も有名だったのが、安倍晴明だったのです。

かつてそれほどまでに重要だったポストは一体どのようなものだったのか? 実際に「陰陽師」は何をしていたのか? 今回は陰陽師・安倍晴明と晴明の邸宅跡に建てられた晴明神社などをご案内します。

幼いころから優秀だった晴明は、陰陽師の弟子として陰陽道や天文道を学びます。陰陽道とは、古代中国で発明された陰陽五行説に基づいた学問です。それは、陰陽の二つの気と木・火・土・金・水の5元素が万物の原理だとする考え方に基づいています。

晴明が生きた平安時代には朝廷に陰陽寮(おんみょうりょう)という役所がありました。この役所で晴明は役人として働いていたのです。天文陰陽博士として星や雲の動きから宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当て天皇に報告するといった仕事をしていたのです。晴明は陰陽寮の専門職として朱雀(すざく)天皇から一条天皇まで6代の天皇の側近として仕えていました。そしてどの天皇からも絶大な信頼を集めていたと伝えられています。

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