楽しさにはいろいろとあります。正解することだけが楽しいと感じるわけではありません。仮にあなたがそう思っているのならあなたはそうだっただけかもしれませんよ。
正解することだけの楽しさでは、いずれ限界が来ることが多いです。
本当にずば抜けて勉強ができる子たちの多くは、正解することだけのために勉強しているわけではないです。純粋な知的好奇心を持っています。そのことについて語り出すと目を輝かせて楽しそうに話してくれます。こういう気持ちがあるからこそ日々の勉強に自分から取り組むことができるのです。
勉強することがおもしろくてしかたないから、結果的に勉強時間が他の子よりも長時間になっています。そして、周りの大人らが心配するほどに、ずーっとそのことに没頭しすぎてしまうのです。
優秀な人たちと話をしていると、親から「勉強しなさい」と言われたことがない、とよくおっしゃいます。
それでもなお優秀な人に育ったのは、自然に興味を持って取り組んでいたからなのでしょう。これがひとつの証拠になるのかもしれません。
あなたはお子さんに正解することばかりを強要してませんか。あなたはお子さんと学習内容のおもしろさについて語り合っていますか。
ぜひ胸に手をあててご自身の言動を振り返ってみてください。ぜひ心の片隅に留めておいていただけたらと思います。
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『齋藤裕一の「教育力」と「勉強力」 ~ココだけのリアル話~』
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