毎日同じようなことで子どもを叱っているなあ…と感じている親御さんは必見です。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)先生曰く、叱ってばかりの親に育てられた子は、困難に直面した際にすべてを人のせいにして、感情をぶつけて済ますようになってしまうとのこと。そんな人間にしないためにはどうしたらいいのでしょうか。
親が叱ってばかりだと、子どもはそういう親の姿勢を学ぶ
親が子どもを叱る内容は毎日ほとんど同じです。全く新しいことで叱ることは少ないはずです。
生活そのものが、「叱る流れ・叱られる流れ」になってしまっています。
親がそのことを自覚すること必要があります。それで初めてその流れから抜け出すことが可能になります。
まずは、自分が叱っていることをリストアップしてみてください。それから、それを解決するための合理的な工夫をすることが大切です。
親が工夫してあげてもいいですし、親子で一緒に考えて工夫してもいいでしょう。それでうまくいけば親子で喜び合いましょう。うまくいかないときは、さらなる改善をしたり、別の方法を工夫したりしましょう。
それでも無理ならやってあげればいいだけのことです。
● やってあげると自立ができないはウソ。しつけ主義はやめよう。
そういう姿勢を親が見せることで、子どもも合理的な工夫をして困難を乗り越えることの大切さを学びます。
これ自体がとても大切な教育です。
親がただ叱っているだけだと、子どもはそういう親の姿勢を学びます。つまり、困難なことがあったとき、人のせいにして感情をぶつけて済ますようになるのです。
親が子どもを罰でおどしてやらせようとしていると、子どももそのやり方を学びます。つまり、子どもも友達や兄弟を罰で動かそうとするようになるのです。
親が「宿題やらないとおやつ抜きだよ」と言っていると、子どもも友達や兄弟に「○○しないと遊んでやらないよ」と言うようになるのです。
こういうことは子どもは非常によく学びます。なんといっても親が毎日お手本を見せているのですから。
子どもは、親の言うことは聞かないけれどすることは真似るのです。
5年連続でメルマガ大賞の「教育・研究」部門賞を受賞!家庭教育メルマガの最高峰。教師生活23年の現場経験を生かし、効果抜群の勉強法、子育て、しつけ、家庭教育について具体的に提案。効果のある楽勉グッズもたくさん紹介。「『親力』で決まる!」(宝島社)シリーズは30万部のベストセラー。
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