警察官はなぜ、無灯火の自転車ばかり「待ち伏せ」するのか?

shutterstock_506585011
 

メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』の著者・吉田武さんが、現職の交通機動隊員Sさんに生の声を聞く人気シリーズ。今回は、自転車泥棒の話題を中心に、無灯火運転の危険性や、自転車窃盗の特徴、さらには、意外にやってる人が多い自転車の「トンデモ」防犯対策に至るまで、現役警官だけが知っているあれやこれを思う存分語ってもらっています。

警察官はなぜ無灯火の自転車ばかり職務質問するのか?

吉田「バイクやクルマ以外でも自転車乗りに対しても待ち伏せしてますが、あれって時間を無駄にしているだけのような気がするんですけど、警官の職務としてあれでいいんですか?」

Sさん「それって自転車乗りの職質に対してか?」

吉田「ええ。僕は幸い自転車は乗らないんですが、特に夜なんですけども信号のある交差点の脇で待ち構えていて、警官が2人して自転車乗りの人を囲むように職質している姿がどうしても腑に落ちないんです」

Sさん「夜……特に23時以降かな。駅周辺から自転車を盗難して帰宅する者に対して網を張っているんだよ」

吉田「それっていわゆる待ち伏せと一緒じゃないですか。待ち伏せする暇があったらもっと別のことに職務を費やしてもらいたいですよ」

Sさん自転車の窃盗は微罪ではあるが、特に金曜土曜の夜なんかには多々発生するんだよな。飲みに行っての帰り際に勢いで自転車を盗む者がいたり、コンビニの買い物客が止めている間に盗む者もいたり、酒飲んでいると気が大きくなって微罪と分かっているからなのか知らないが鍵が掛かってないのを確認したらそのまま乗っていってしまうケースが多い。俺が警らしていた時のことだけど、今もそんなに変わらないと思う」

吉田実際に盗難自転車乗りは捕獲できるもんなんですか?

print
いま読まれてます

  • 警察官はなぜ、無灯火の自転車ばかり「待ち伏せ」するのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け