以前「味噌汁に油を入れると美味しくなる」と伝授してくださった無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ！』の著者で板前歴23年のベテラン・gatugatuさん。なんと今回は味噌汁にケチャップを入れる、とのことなんですが、なぜに？ そしてそのお味は??
ケチャップの旨味！ じゃが芋とあらびきソーセージの味噌汁
gatugatuです。
「ケチャップが、かつお出しの素の代わりになる」という話を暴露します。
先日、「大豆と手羽元の和風チャップ煮」をお伝えしました。
この料理で使用した「ケチャップ」。実は、濃厚な「旨味調味料」として使えるんです。
ケチャップ1本（中）には、10個以上のトマトが凝縮されています。なので、トマトの強烈な旨み成分グルタミン酸が大量に含まれています。
例えば、これ、味噌汁に入れる「かつお出しの素」の代用になります。
味噌汁に入れると酸味と塩気は薄まりますが、旨みやコクは、そのまま残るのです。
そこで、今回の料理は、この奇抜な旨味調味料に合う、「じゃが芋とあらびきソーセージの味噌汁」をオススメします。
以前に伝授した「味噌汁」ですが、おいしいので再度おすすめします。具だくさんのおかずになる味噌汁です。
「味噌汁にケチャップなんか入れて本当に旨いんか？」
と、思うでしょうが、私これ、何度も作ってみました。作って食べて頂ければ分かりますが自然な旨みが味わえます。カツオ出しの素のように、どぎつい旨味でなくほんのり感じる旨味です。
何も知らずに食えばまさか「ケチャップ」が入っているとは気付かないです。
では、その奇抜な旨味調味料の味噌汁レシピ、公開します。
【材料】
あら挽きソーセージ…中3本
じゃが芋…中1個（100g）
玉ねぎ…中1/4個
ニラ…少量
水…500cc
合わせ味噌…30g
ケチャップ…30g
1.ニラ少量を5mm幅で刻んでおきます。
じゃが芋はきれいに洗って皮をむきます。
5mm幅の輪切りにした後、5mm幅で刻みます。
2.玉ねぎも、5mm幅で刻んでおきます。
3.じゃが芋、玉ねぎをザルに入れボウルにはめ込んで2～3回すすいだ後、流水に3分さらします。
4.ソーセージは、4等分に切ります。
5.鍋にケチャップを入れ、火をつけ「超」弱火にします。
木ベラで混ぜます（火を入れると酸味をとばせます）。
1分程混ぜたら、そのままおきます。
6.鍋に水500ccを入れ、じゃが芋と玉ねぎを入れ、強火で沸かします。
7.沸騰したら中火にして、ソーセージを入れます。
8.じゃが芋が少し固いくらいで茹であがったら、味噌を入れ溶きます。
じゃが芋のシャキシャキ感を残したいので固めに湯がきます。
5.のケチャップも入れます。
9.お玉でさっと混ぜて、再度沸騰してきたら火を止めます。
刻んだニラをぶち込んでできあがりです！
10.お椀に具をたっぷり盛り付け、汁も入れて完成です！
飽き飽きしたかつお出しの素の味噌汁は、一度お休みして、旨味調味料ケチャップの味噌汁を是非！ 作ってみてください。