ドン・キホーテは安売りなのに、なぜ「27期連続」増収増益なのか?

 

中小企業はドン・キホーテに何を学ぶべきか?

単に安売りのチェーン店、というだけでなく、「何を、誰に、どうやって買ってもらうかという、売れる公式の一つ一つに、小さな工夫がちりばめられていることがわかる。

まず、売るモノは商品だけでなく「買う楽しさ」も合わせて売る。店頭でのコミュニケーションも、手書きでいいので、一言「おすすめ商品とその理由を添えてみる。カフェのメニューで言えば、「自慢のオムライスは3日煮込んだデミグラスソースが一番人気。でも、実は店長おすすめはトマトソース。あっさり目が好きな方に大好評」といった具合だ。

その商品を買った時に、「自分がどうなるのか?」を教えてあげると、お客様も、自分が使っている姿が想像できて、買う理由がはっきりし、買いやすくなる。

お客様がわかりやすいコミュニケーションを心がける。基本中の基本を思い出させてくれる、ドン・キホーテの快進撃なのだ。

 

理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』より一部抜粋

著者/理央 周(めぐる)
あのヒット商品はなぜ「ヒット」したのか?あのレストランの予約は、なぜいつも取れないのか?世の中で「売れているモノや人気者」はなぜヒットするのでしょうか?毎号実際の店舗や広告を取り上げ、その背景には、どんな「仕掛け」と「思考の枠組み」があるのかを、MBAのフレームワークとマーケティングの理論を使って解説していきます。1.「中小企業経営者・個人事業主」が売り上げを上げる 2.「広告マン・士業」クライアントを説得する 3.「営業マン」が売れない病から脱するためのメルマガです。
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