いじめ解決のため、学校側に絶対させてはいけない3つのこと

 

先生も一人の人間です。「いじめがあった」と保護者から申し入れがあるだけで先生も困ったなと負担に感じるものです。いじめが起こり得ない学校はありませんが、教師の指導力によって解決はできるのです。先生方に「いじめは解決できる」と知っていただき、実際に解決した経験をして頂く事が被害者、加害者だけでなく先生自身や学校にとってもプラスになります。

いじめを解決する学校がいい学校なのです。保護者としては、教師を単に敵にするのではなく、いじめ解決の責任を担ってもらえる教師になってもらうことに注力すべきだと思います。

学年末にいじめ相談を受けたケースでは、担任は新任2年目で、いじめについてどう対応したら良いかもわからない先生でした。そこで、上記の手順をもとにして保護者は文書で申し入れ、加害者の生徒に先生から注意していただきました。さらに、「いじめは犯罪!」のポスターを校内に掲示していただくことで、ご相談いただいたいじめはすぐに解決いたしました。

余談ですが、被害生徒の話では、このポスターが新学期にはいってすぐに破り捨てられていたとのことです。先生からも「校舎の工事で破れたのでもう1枚いただけますか」と連絡をうけましたので、今回は念を入れて校内の3カ所に掲示していただきました。

これからも、保護者の方、学校と連携していじめの早期発見と解決に努めてまいります。ご遠慮なくご相談ください。

茨城県 いじめ相談員 小田公大

image by: Shutterstock

 

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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