現職の警官ここだけ話。白バイの速度計測、実はチョー適当だった

shutterstock_369288230
 

白バイのスピード違反取締り。違反した自分が悪いのは重々わかっているけど、正直納得いかないことありませんか?この疑問をメルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』の著者・ジャンクハンター吉田こと吉田武さんが、現職の交通機動隊員に思い切ってぶつけてみたところ、驚くべき答えが返ってきました。速度をちゃんと計っていないって…一体どういうこと!?

交通機動隊員から答えづらい話を色々聞いてきた

前回の記事「現職の警官ここだけ話。職務質問されやすい人の特徴は「服装」だった」の続き

吉田:なんだかなぁ。トラック真後ろに白バイが尾行するような形で隠れていた。そして捕まえるべく、トラックの脇へ車線変更して赤色灯回しながら速度あげて追跡。うーん、納得行かないんですよね。

Sさん:じゃあ吉田の意見は?

吉田:まずこのケースですと、あきらかに200メートル追尾してないですよね。さらに赤色灯を回しての追尾も重要となるはずですし、何か色々と粗探ししてしまうと……っていうか不服申し立てして裁判したらドライバーが勝ててしまう気がするんです。

Sさん:こういう場合は水掛け論になってしまうので、背後からの追尾で速度違反の取り締まりに納得行かないようであれば常にクルマの後ろにもバスと同じようにドライブレコーダーを装着することをオススメする。

吉田:え? 何が言いたいんですか?

Sさん映像として証拠が残ってないから白黒つけるのが難しくなる。最近はドライブレコーダーのおかげで裁判時には証拠として映像の提出とか普通にされているからさ、追尾での取り締まりに対して不服申し立てで勝つためには後ろにもドライブレコーダー付けるべきってこと。

吉田:前だけ付けていれば大丈夫っていうよりも、面倒かもしれないが証拠が重要になるんで、後ろにもドライブレコーダーがあったほうが、白バイの追尾とかもしっかり規則通りに速度違反の取り締まりをやるようになるって意味ですよね?

Sさん:俺のクチからは言いづらいが、結構白バイ隊員って速度超過で捕まえる際計測はマジメに計ってないことが多いのも事実。自分自身が加速した時の速度を記録することが殆ど。そういう意味では捕まった現場で不服申し立てすると良い。

print
いま読まれてます

  • 現職の警官ここだけ話。白バイの速度計測、実はチョー適当だった
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け