国内外で人気の「スターバックス・コーヒー」、実は利益を上げているだけでなく、従業員の満足度が極めて高い企業であることをご存知でしょうか。無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、高い利益率を保ちつつ、従業員の自主性を引き出すためにスターバックスが行っている6つの「ミッション」を紹介。ブラック企業の少なくない店舗型ビジネスにおける「働き方改革」の参考になるとしています。
従業員の自主性を引き出す方法
倫理的観点はさておき、ブラック企業として利益をだすことは難しいことではありません。一方で、労働環境の良い企業として利益をだすことは難しい問題です。労働環境が良い職場は非効率的な部分を生み出します。
一般的には、労働環境を良くするためには従業員を尊重していく必要があります。従業員を尊重することと効率性を求めていくことを両立させることは簡単なことではありません。従業員を尊重しすぎると、いろいろな意味で統制が取れなくなります。
この2つを両立させるためには、労働環境が良いことと効率性(生産性)を両立させる企業文化などが企業の土台としてあること、それを適切に管理できる優秀な管理者を擁していることが必要となります。