あのアイリスオーヤマが、なぜ今「家電」で注目されているのか?

riou20160903
 

ホームセンターのあらゆる売り場を席巻するアイリスオーヤマ。大阪生まれの仙台育ちのこの企業、近年は家電分野に参入し多くのユーザーの支持を得ています。激戦の家電業界にあって、なぜ後発のアイリスオーヤマが好調な業績を上げられ続けているのでしょうか。MBAホルダーの理央周さんがご自身のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』でその秘密に迫ります。

売り手目線だから売れない:競争の激しい家電業界で頑張るアイリスオーヤマの顧客視点に学ぶ

アイリスオーヤマの家電部門の元気がいい。私は「アイリスオーヤマ」と聞くと、愛犬を飼っていることもあり、真っ先にペット用品の販売を思い出す。アイリスグループとして、ペット商品以外にも、LED照明や園芸用品など、数多くのカテゴリーの製品を製造販売している企業だ。なかでも、2005年に開始し、2014年に「大阪R&Dセンターを稼働させ大手電機メーカーの退職者を雇用するなど、家電部門に力を入れている。

しかし、家電業界は、日系の大手メーカーや独立系のアイディア商品のメーカー、ダイソンやサムソンなどの外資系企業の参入などで、競争が激化している。そんな、一見厳しい環境の中で、使い勝手のいいアイディア商品も多く、個人的にも好きなアイリスオーヤマの家電を、マーケティングの視点から、考えていきたい。

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