日本最大級の激辛グルメの祭典『激辛グルメ祭り2016』が、東京・新宿歌舞伎町特設会場(大久保公園)にて、8月25日より開幕しました!
今年で4回目となるこの『激辛グルメ祭り』は、インド、韓国、タイ、中国など、世界各国を代表する“激辛だけど超うまい!”グルメの名店が一堂に会する、激辛好きには堪らない恒例のイベント。今回は昨年と同様に、開催期間は3ラウンドに分かれ、ファースト(8月25日~31日)・セカンド(9月2日~11日)・サード(9月13日~19日)で計23店舗が登場します。
そこで今回、開催初日の『激辛グルメ祭り2016』へ!
ファーストラウンドでは、バラエティ豊かな9つの店舗が出店していますが、今回はその中でも編集部おすすめの特に辛そうな4品にスポットを当て“激辛”チャレンジ。
世界各国の激辛グルメが並ぶ中、まずは日本代表のとうがらし料理専門店「赤い壺」。ここでは3つのメニューがありましたが、その中から今回は「世界の唐辛子『食べ比べ』焼売」をチョイス! 【1辛】から【5辛】まで5段階の辛さで5種類の唐辛子が1皿で楽しめるというユニークな一品です。
写真左から、【1辛】青とうがらし(ゆずこしょう)、【2辛】ハラペーニョ、【3辛】レモンドロップ、【4辛】ハバネロ、【5辛】辛富士。【3辛】あたりまでは程よくピリリとした辛さなのですが、【4辛】はもう舌にダイレクトにハバネロの刺激がやってきて汗がじんわり。【5辛】ともなると、舌はもちろん飲み込むときには喉もヒリヒリとした痛みが走りますが、どれもお肉の旨味が凝縮されていて美味でした。
お店のスタッフさんに辛さのポイントを聞いてみると「1辛は大分の無農薬のゆずこしょうを使っていて“ピリッ”とした爽やかな辛さ。2辛はハラペーニョと相性のいいバジルを練りこんでいます。3辛はレモンドロップという黄色い唐辛子にカレーマヨネーズを合わせました。4辛のハバネロにはトマトソース。5辛はすごく激辛の唐辛子を使っていて、お肉にそのままダイレクトの方が美味しくて辛さも楽しめるので、お肉と唐辛子のみでシンプルに仕上げました。4辛、5辛あたりは罰ゲーム並みの辛さですが(笑)、いろんな味が楽しめます。玉ねぎとキャベツも入っていてヘルシーな焼売なのでぜひ!」とアピール。
実店舗では味わえない『激辛グルメ祭り』のためのオリジナルメニューなので、ぜひともビール片手に味わってほしいひと品です。
さて、続いては、ベトナム料理「BANH XEO SAI GON(バインセオ サイ ゴン)」の「冷麺・地獄の酸辛フォー(中辛・激辛)」の激辛をオーダー。
ズズッと勢いよく麺をすすると、思わず後悔するほどの酸味でむせること確実(苦笑)。くちびるまでヒリヒリとくる辛さでしたが、冷製なのとパクチーやレモングラスの風味が相まってさっぱりとした味わいで箸が進み、侮れない辛さに苦戦しつつも何とか完食しました。
「ベトナム産の一番辛い唐辛子を粉にしてスープに使っています。酸味はお酢で、辛さは唐辛子をベースした特製ソースの量で調節します。ベトナム料理の中では、日本の方にもよく知られている宮廷料理の(激辛)ブンボーフエも人気でおすすめです。こちらも酸辛フォーと同じくスープ自体も辛いですが、唐辛子のソースで辛さを調節しています」とスタッフさんが言う通り、特製ソースをお好みでスープに溶いていきながら、辛さを楽しむことができました。
2品を食べ終わったころには、代謝が上がってきたのか、汗が止まりません……。
続いて、中国料理「陳家私菜」の「元祖頂天麻婆豆腐(中辛・激辛・地獄辛)」の地獄辛にチャレンジ!お店でも人気のこのメニューは、20年前に赤坂1号店 湧の台所で発祥され、商標登録もしている自慢の逸品。
今回オーダーした地獄辛は、通常の麻婆豆腐の約40倍の辛さとのこと。確かに手にした麻婆豆腐のビジュアルは、赤と言うよりも黒い! そして、すくってみると、普段食べている麻婆豆腐のとろみよりもサラッとしている印象。まずは、ひと口食べてみると……、ヒリヒリではなくビリビリと痺れてきて、口の感覚が麻痺するほどで、想像を絶する辛さ! 瞬く間にグロッキー状態となり、悔しいことに完食ならず……(※他のスタッフがおいしくいただきました)。
この辛さの秘密を店員さんに聞いてみると「2ヶ月に1回、中国の四川省に行き、日本では絶対に手に入らない一級品の唐辛子や香辛料を仕入れています。もちろん化学調味料などを使っていない無農薬のものです。3種類の唐辛子で、香り、辛味、酸味、甘味の4つを調合します。そして、辛さは、唐辛子と山椒と香辛料の3つで引き立てています。あと、こだわっているのは豆板醤。中国の田舎にしかない手作りの真っ黒な豆板醤で、これも日本では絶対に手に入りません。うちの麻婆豆腐は最初は辛いんだけど、豆腐は1丁のまんまを鶏ガラで煮込むことで旨味を染み込ませているので、あとで甘みや旨味を感じるはずです。ただ辛いだけじゃない本場の味を楽しんでもらいたい」とのこと。あとで中辛をちょっぴり味見させてもらったところ、超絶うまし! こだわりの麻婆豆腐は脱帽ものでした。
地獄辛、なめてかかると痛い目に遭うので、ご注意を!
「元祖頂天麻婆豆腐(地獄辛)」にノックアウトされ、本来であればここで帰る予定が、あるメニューが目に入り、思わず足が……。
そこにあるのは、インド料理「サフラン池袋 幻のインド料理」の「世界一辛いカレー」。何でもタバスコの約401.5倍の辛さというブートジョロキアを使っているらしいのですが、400倍と言われても……。“世界一”と言われると味わってみたくなるのが激辛好きの人の性、最後にこのカレーに挑戦することにしました。
見た目は普通で辛くなさそう。具は大きめの鶏肉に、サラッとしたルーです。まずは、ひと口食べてみると……、“あれっ!? 全然辛くないぞ”と思い、またひと口。これを何度か繰り返したのですが、辛くない。どうやら前の地獄辛で舌がやられて麻痺しているのかなと油断していた数10秒後に、ものすごい刺激がやってきました。もう何が何だか身体の中から熱くなってきて、辛さに朦朧としながらも、何故かもうひと口欲しくなる不思議な辛さ。4品目とあってかなり時間はかかりましたが、気が付けば完食していました。
ブートジョロキアが何なのか尋ねてみたところ「インドの北東のナガランド州でしか採れない唐辛子です。ブートってインドの言葉で“オバケ”っていう意味で、オバケのようにビックリするくらい辛いと。2007年に世界一辛い唐辛子として、ギネス世界記録に認定されたので、その唐辛子を使ったカレーだから世界一辛いカレーというわけです。辛いのが得意な人でも、食べていて胃が痛くなってきたら、体が受け付けてないということなので、止めたほうがいいです。ナガランド州の人たちはブートジョロキアの辛さに慣れているけど、違う地方だと我々インド人もビックリするくらい、無理しないと食べられない辛さなんですよ(笑)」と説明してくれました。確かにインド人ならずともビックリする辛さでした。
というわけで、今回は以上の4品にチャレンジしてみたのですが、一番激辛だったのは唯一完食できなかった中国料理「陳家私菜」の「元祖頂天麻婆豆腐(地獄辛)」でした。ファーストラウンドでは、この4店舗のほかに日本ラーメン「蒙古タンメン中本」、モンゴル・中国料理「モンゴリアン・チャイニーズ BAO」、韓国料理「プングム」、タイ料理「ヌアサヤム」、中国料理「天府舫」など、ヤミツキ間違いなしの“激辛だけど超うまい!”名店が軒を連ねています。もちろん、セカンド&サードラウンドも侮れないラインナップとなっているので、激辛マニアは全ラウンド制覇を目指したいところ。
全店舗とも辛さのレベルが選べるので、激辛通はもちろんのこと辛いものが苦手という人でも楽しめるメニューがあるのでご安心を。そして、辛いものと言えばビールとの相性は間違いナシ! 平日の11時~18時はハッピーアワーとしてビールなどアルコール類が半額という嬉しい特典も! 行列を回避したいなら土日祝よりも、平日のこの時間帯が狙い目かも!?
激辛好きな人も、そうでない人も、ぜひ『激辛グルメ祭り』に足を運んで、自分だけの激辛ランキングを体験してみてはいかが?
『激辛グルメ祭り2016』
開催日時/8月25日(木)~9月19日(月)11:00~21:00
開催場所/ 新宿歌舞伎町 特設会場(大久保公園)
入場方式/入場無料(飲食は有料)
※9月1日、9月12日は店舗入替日のため休業
※雨天開催(荒天時中止となる可能性あり)
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記事提供:EntamePlex