ドゥテルテ大統領、中国に「落とし前をつける!!!」
親中だったはずのドゥテルテさん。今では、かなりの「反中」になったようです。
比大統領、中国に「落とし前をつける」と警告 南シナ海問題
AFP=時事8月24日(水)23時34分配信
【AFP=時事】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は24日、南シナ海(South China Sea)の領有権争いで解決がみられなければ、いずれ中国と「落とし前」をつける時が来るだろうと警告した。
大国中国にむかって、「落とし前をつける!」とは…。
オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)は先月、南シナ海をめぐる中国の主張の大半には法的根拠がないとの判決を下した。この判決は、訴えを起こしたフィリピン側の圧倒的勝利とみられた。
ドゥテルテ大統領はこれまで、攻撃的な対応で中国を怒らせたくないとの考えを繰り返し示し、緊張緩和のために特使を派遣していたが、24日には中国との対立も辞さない姿勢を示した。
ドゥテルテ大統領は軍基地で兵士たちを前に演説し、「今は、判決についてわめき散らすことはしない。だがいずれ、このことについてわれわれが何らかの落とし前をつけなければならない時が来るだろう」と語った。
中国側は、仲裁判決を無視する方針を明言している。
どう見ても「親中」という感じではないです。
ドゥテルテ大統領は「中国は本当の望みを明らかにするべきだ。望むと望まないにかかわらず、中国はフィリピンのみならずここ東南アジアの全ての国によって、仲裁判決の順守を要求されることになるからだ」と述べた。
(同上)
「東南アジアの全ての国によって、判決順守を要求される」
そのとおりでしょう。正当な主張をする弱い国は、「法律」を使います。
さらに、強大な軍事力を擁する中国に対し、フィピンへの攻撃について警告し「私が保証する。ここに入り込もうものなら、血塗られたものになるだろう。われわれは簡単には屈しない」と語った。
(同上)
「われわれは簡単には屈しない!」
立派ですね。ベトナムも立派です。日本は、もちろん中国を挑発すべきではありません。しかし、「中国が尖閣に上陸すれば、即日排除する!」ぐらいの勇気と決意と気概は必要です。ベトナムやフィリピンにできる決意が、世界3位の経済大国日本にできないはずはありません。逆に、そういう決意があれば、中国もなかなか攻めてこれないものです。なんといっても習近平、「負けたらクーデターが起こって殺される国」に住んでいるのですから。
「時間は日本の味方」なのです。
『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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