建物には直線の美と曲線の美があり、どちらも私達を魅了して非日常へ連れて行ってくれるものですね。今回は欧州にある個性的な曲線でできた建物を集めてみました。あなたはいくつ実際に見たことがありますか?
曲線が美しい建物
はじめに紹介したいのは、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーというオーストリアの建築家のもの。自然と調和した曲線の建物を作り上げました。
1.お城のような集合住宅『ヴァルトシュピラーレ』(ドイツ)
こちらの建物の名前はヴァルトシュピラーレ(Waldspirale)といって、「森の渦巻き」という意味を持ちます。
名前の通り「渦巻き型」のデザインがとてもユニーク。
これ実は、オーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインした12階立ての集合住宅なんです。
集合住宅なのに、絵本にかいてあるようなやさしいたたずまいですね。
窓の形がすべて違うところも注目のポイント。
2. 工場の煙もアートの一部になる『シュピッテラウゴミ焼却場』(オーストリア)
image by: Wikimedia
ウィーンの街に佇む『シュピッテラウゴミ焼却場(Spittelau District Heating Plant)』。
こちらも先ほどのフンデルトヴァッサー氏がデザインした建築物です。
彼が手がけたのは住宅以外にもあり、ゴミ焼却場のような圧迫感のある工場も彼の手にかかると煙がでていてもやさしい「おとぎの世界」になります。
image by: Wikipedia
ゴミ焼却場らしく、中にはちゃんと管理室がある。
Amazing tour of Vienna’s Spittelau Waste Incineration Plant this morning! District heating + cooling for the city! pic.twitter.com/uMFtdhILC2
— Andreas Lindinger (@lindinger) 2015年7月24日
3. 波型のアパートメント『ザ・ウェーブ』(デンマーク)
image by: Wikipedia
こちらはデンマークにある『ザ・ウェーブ(The Wave in Vejle)』。
デンマークの建築界の巨匠で、「光の巨匠」とも呼ばれるヘニング・ラーセンが手がけたアパートメントです。
シドニーのオペラハウスにインスパイアされたそうですが、名前のとおり「波」をモチーフにしています。
ジェットコースターでも走りそうですよね。
建物は、9階まであり100戸が集合しているそうです。
見事な曲線ですね!