大興奮のうちに幕を閉じたリオ・オリンピック。日本人アスリートはもちろんのこと、他国の選手の活躍や感動のシーンに心を震わせた17日間でした。では、お隣の韓国での盛り上がりはどのようなものだったのでしょうか。現地在住の著者が配信する無料メルマガ『キムチパワー』は、韓国国内のオリンピック放送について、「何かにつけて日本を比較対象にし続けていた」と伝えています。
羨望の的
韓国に住んでいると、自分の見たいオリンピック競技はほとんど見れない。韓国人が金とか銀とかを争う競技だけが放送されるからだ。
わたしとしては、日本人が出る競技ならどれでも無関心ではない。それほど入れ込んで見たいわけではないが、それでもやはりジャパンが出てれば目はそちらに向く。
でも、わが家の茶の間のTVから日本人の活躍の場面が流れることはない。韓国VS日本の決勝戦などというような場合を除いて。なので、自然とオリンピックは見ないことになる。
今回も韓国はたいへんだ。金メダルが9個止まりということで、金メダル12個で41個のメダルを獲得した日本を必要以上の羨望の的として書きなぐっている。
韓国の選手養成システムがなってないからだとか、まともに金を使わないからだとか。
反省するのはいいことだが、何かにつけて日本を比較の対象にし、「だから韓国はだめなんだ」とか「だからおらたちは勝ったんだ」とか書きなぐることだけはやめてほしいものだ。
1988年のソウルオリンピック以降は、2004年アテネ大会を除いてずっと韓国のほうがメダル数では日本の上をいっていたそうな。そんなことはどうでもいいことではないのか。
選手らが自分の力を発揮して喜んで競技に臨み、笑顔で終える。それで、、それだけで、いいのではないのか。あまりにも事あるごとに比較したがるこちらの記事、ニュースにはうんざりだ。