Sさん:例えば?
吉田:一時停止無視するのを待っていたり、時間区分で通行禁止になっている場所の出口で待っていたりとか諸々!
Sさん:我々交通機動隊はそんなセコいことやらないぞ。まぁ、他の地区の交通機動隊員はやるのかもしれないけど、少なくても俺らはそんなチマチマした形で待ち伏せなんぞはスピード違反者ぐらいしかターゲットにしない。
吉田:結局やってるじゃないですか(笑)
Sさん:そりゃ当たり前だろよ。スピード違反者を待ち伏せして捕まえるのって世界共通だぞ。
吉田:へー、そうなんですか! やはり待ち伏せしてスピード上げそうなヤツがいたらロックオンして追尾していくって形ですか?
Sさん:まぁ、普通にパトロールしてて飛ばしそうなヤツがいたら同じく走行中のクルマの後ろに隠れて追尾したりもするし、200メートル追尾しないと速度違反で取り締まれないから、そこは注意しながら追尾するね。
吉田:追尾の際、赤色灯を回しながら200メートル追尾しなきゃいけないのに、白バイなんかは赤色灯を回さずに追尾して、計測後の速度オーバーした人を捕まえることが多いんですけど……あれって裁判で争ったら勝ち目ありますよね?
Sさん:鋭い質問がきたなぁ。
吉田:僕の知人がこのケースで29キロオーバーで捕まったことがあるんですが、バイクのミラーで背後をしっかり確認した形で走行していたらしいんですね。で、トラックの後ろに隠れて白バイが走行していたそうで、トラックの脇から車線変更してきたと思ったら赤色灯回して凄い速度で追いかけてきて捕まったっていう感じなんです。
Sさん:うーん、このケースは微妙なところだなぁ。
<次回へ続く>
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